もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

紅葉の「北蔵王を歩く」2

2009-10-14 14:49:45 | Weblog
 駐車場から立ち上がっている円い山は「大関山」。
 ジグザグの登山道をゆっくり登り、「はまぐり山」山頂へ。
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 ここからは山形市の中心街を展望できる。

 ここまでは体長を整えるウォーミングアップコース。
 ところが一人、調子を崩した人が出てきた。とりあえず、車に戻って休んでもらうことに。

 次に目指すは「とんがり山」。手前の、まさにとがった山。
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 急な上りが続くが、周りの景色を楽しみながらゆっくりと進む。
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 ブナの黄葉が盛り。(デジカメの色あわせがうまくないのか、実物より緑が濃くなった)
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 みんなもくもくと熊笹の道を歩く。
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 岩場には、イワインチンの咲き残りが群れる。
 尾根の下は、西も東もブナの林。
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 焼け土の上にも、少しずつ植物が入り込んできた。
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 仙人沢の近くの岩。「赤鼻の岩」と命名。

 やがて「山形神室」へ。
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 11時半過ぎ。ここで昼食休憩となる。
 えっ!隣が仙台神室だよ?と言うと、あそこの山頂は狭いからとのこと。
 そう言われればそうだ。急な上りで両側の木や笹につかまって登り、行き止まり。

 ここで、運んできた牛乳を沸かして食後の体を温める。
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 他の登山者にもおすそ分け。本物の牛乳を楽しんでもらった。
 
 小一時間ほどいて下山。
 年をとってくると下りのほうがこたえる。みんな、ついついへっぴり腰になってしまう。
 でも、上りと下りでは景色が違う。
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 見下ろす笹の原は、銀緑に輝く。
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 左上の岩の壁の下に洞窟が見える。
 この近くには、岩が浸食を受けて穴が開き、自然の石の橋=石橋(しゃっきょう)が幾つかできている。

 洞窟といえば、「仙台神室」の中腹に遠くからでも見える洞窟がある。
 言い伝えによると、昔「有耶無耶(うやむやの関」(関所)があったころ、峠越えの旅人を
 この洞窟をねぐらにする山賊がいて、盗んできた財宝を隠していたという。
 
 昭和の40年代?に朝日新聞による発掘が行われたが、何も出てこなかったと聞いた。
 再発掘してみたいなぁ。財宝はいらない。日本狼の骨でも見つかったらすばらしいのに!

 などなど思いながら、全員無事下山。
 途中リタイヤした仲間は、元気を取り戻し蛤山で出迎えてくれた。
 よかったよかった。一安心・・・

 まだ、この辺の山は歩けることを確認できた山行となった。
 よかった よかった!