MASTER PIECE

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LET・IT・BLEED

2010年11月08日 00時10分09秒 | 音楽


実際のところストーンズの初代リーダー、ブライアン・ジョーンズの事はよく知らない
伝説のミュージシャンであり、破天荒なライフスタイル、いち早くロックにブルースのテイストを持ち込んだ人物
そして自宅のプールで溺れ死んだ男・・・

そのブライアンの遺作であるこのアルバム
まぁ凄いアルバムです
本当はこのアルバムのブルースどうのこうのなんてよく分かりませんが
ストーンズのアルバムの中では傑作中の傑作だと思う

【ギミー・シェルター】や【ミッドナイト・ランデブー】【無常の世界】など
ストーンズらしい・・・作品が入っていて聴いていて心地よいグルーブ感
表題曲の【レット・イット・ブリード】は何度聴いてもカッコイイです

まぁ60年代らしいと言えば60年代らしい音ではあるし
ストーンズらしいと言えばストーンズらしいアルバムですね
そのストーンズらしさを作った男、ブライアン・ジョーンズ

このアルバム以前の作品はほとんど聴いた事が有りませんが・・・
凄いアルバムだと思います。




RED

2010年11月01日 20時39分44秒 | 音楽


キング・クリムゾンのアルバムで好きなのがこのアルバムです
好きと同時にもっとも敬遠してしまうアルバムです
「えっ、矛盾しているって・・・」
まぁ初めて聴く人には薦めません、【クリムゾン・キングの宮殿】から聴いてくださいな

このアルバムの音楽性はこのアルバムカバーが物語っています
今聴いても重い・・・とても重いアルバムです
それはけして公共の場で有線放送から聞こえてくる音楽ではありません
一人部屋を暗くしてヘッドフォンでろうそくの炎を眺めながら
「深遠とは・・・なんぞや・・・」と一人哲学に思いを馳せるアルバムですね(大袈裟!!)

【堕ちた天使】の曲の導入部からジョン・ウェットンのボーカルの入りかたなんてゾクゾクします
このアルバムのハイライトはラストの【スターレス】なんだけど
印象深いギターフレーズとドラマチックな展開は
キング・クリムゾンとゆう音楽共同体の完成形と完成したゆえの終焉を見事に表現していて
涙が出るくらい感動してしまう・・・

そう、感動してしまうほどに重い、重すぎる
だからしょっちゅうは聴けないアルバム(敬遠してしまうアルバムです)