久しぶりに読んだ外国文学作品。
まぁ本編が178ページなのでちょっと集中すれば半日で読み終えてしまう作品です。
作者のフランソワーズ・サガンが18歳の時に発表した作品だということですね、凄く大人びた文章表現。
フランスの女性っていうかヨーロッパ女性の感性って多分10代半ばでもう大人の感性なのでしょう。
言葉の一つ一つが鮮烈で洗練されている・・・強く感情移入してしまいました。
物語は17歳のセシルの心の揺れ動きとか残酷性や未熟な自分自身の弱さを描いていて
それが悲しい結末へと向かっていく展開が見事です。(計画の実行⇒破綻⇒悲しい結末)
うーん乙女の心は残酷でした・・・それを理解したうえでの悲しみよこんにちは・・・って意味?
ますます残酷です(笑)
主題はエレクトラコンプレックスみたいだけど、どうなんでしょう・・・
思春期の女子が読むと感化されるんだろうなぁ~サガン。。。
それほど完成され影響力ある作品だと思います。
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