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三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実

2020年03月24日 18時05分09秒 | 映画


また映画館に行ってきた、基本的に映画館で観るのは贅沢だなぁ~って思っているけど。
実際に行ってみたら楽しい!!料金発生しているから、真剣に観るしね!!(笑)

映画は映画でもドキュメンタリー作品で、ネットの評判ではすこぶる満足度が高いとのレヴュー。
仕事終わりに観てきました。

以下正直な感想・・・・

凄い昭和の歴史を観たなぁ~っていう作品自体の感想と、
(1969年)当時の若者は本気で日本を変えようとしていたっていう情熱の凄さ・・・

内容は題名にもある通り三島由紀夫と東大全共闘の討論会の映像。
しかも日本の最高学府の東大生1000人に思想でも正反対の三島由紀夫が物応じせずに討論していく。
そして論客は東大でも天才と言われた芥正彦だったり、殺気立った学生だったり。
はっきり言って天才同士の異次元な内容の討論に眩暈がする(笑)

ここで三島の凄さっていうのか人間性が出て非常に面白い。
まずは相手の話を聞いて自分の考えを述べる姿勢、相手を論破せず攻撃的にならず、時にはユーモアをもって
学生と対等な立場をとって進める三島の天才的才能とやさしさ。

個人に思想があって、他者があって、思想の違いが争いを産んで・・・
やっぱり他者と分かり合う手段っていうのは「言葉」しか無いっていう感想ですね。

三島由紀夫は最後に言霊の重要性をメッセージとして残しました。
「言葉は言葉を呼んで、翼をもってこの部屋を飛び回ったんです。」

当時の学生運動とか日本人の思想を知るには非常に面白い作品でした。