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オシム ゲームという名の人生

2015年08月08日 18時48分17秒 | 書籍



元日本サッカー代表監督のイビチャ・オシムの半生をスロベニア出身のマルコ・トマシュなる人物が書いたルポタージュ。
当たり前だが指導者、監督となる人物は経験があるからコーチ出来るのである。

当たり前にオシムがサッカー選手であった事の情報はよく知らない。
知っているのは日本サッカーの代表監督に就任してから、もしくはNHKのドキュメンタリーを観てから・・・

本書はオシムの選手時代も詳しく書いてあって非常に興味深いです、なんと言おうか・・・
日本人のオシム像と同じバルカン半島の東欧出身の記者が書いたオシム像はかなり違う

その事を念頭に置いて読めば、より知らなかったオシムのエピソードや信念、哲学というのが見えてくると思う。

まぁ一番の読みどころは90年イタリアワールドカップのエピソードなのだけれども・・・けっこう淡々とした文章なので
盛り上がりに欠けてしまいます。。。(笑)その辺は日本人の感覚とかなり違うのかも。

戦争に翻弄されたサッカー監督というイメージが強くて、言葉自体がかなり重いのが印象的でした。