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日本のアニメ映画作品の中でも極めて完成度が高い作品だと思う。
手元にDVD持っていないので記憶でしか思い出せないが・・・
テーマは自然との共存、環境破壊からの再生だったかな・・・
と、思ったら「アレ?・・・そんなテーマで感動したっけ?」と自問自答。
号泣したのは確かです、最後の方でシャーマンのばあさんが
「あぁ・・・あの子(ナウシカ)がオウムを止めた・・我々を救ったのじゃぁー」←こういうニュアンスのセリフ
そのセリフで抑えきれない気持ちから号泣しました・・・
このシーンはとても宗教色が強いシーンだと思います、自己犠牲の精神ですね・・・
そういえばナウシカの愛とはすべて外側に向けられた愛情。
自分のことは後回し、むしろ自己愛すら感じていないのかもしれないほど崇高で高い次元の愛情。
側近を安心させる為に腐敗の中でマスクを外して微笑むシーンにも自己犠牲と愛情を感じる。
村人への愛、オウムへの愛、自然への愛、はたまた敵さえも愛する事が出来るヒロイン。
これはマネできない・・・
多分人間は自分が一番可愛いと思っているでしょう、私もそう思います。
感じてはいるが絶対にマネできない崇高な愛。
この辺が作品の持つ宗教的メッセージに心揺さぶられてしまう作品となったと思います。
泣く感情にも色々あると思いますが、悲しくて泣ける、切なくて泣けるよりも
訳が解らなくても心の奥底から沸き上がる感情で泣ける稀有なアニメ作品だと思う。