数に溺れて

ピーター・グリーナウェイ監督作品だったら、やっぱりこれです
この作品が映像、音楽、ストーリーやユーモアなど
とても完成度が高い・・・

テーマは【死】
【死】すら【娯楽】であるような監督のユーモアとこだわり
完璧です！！！　感動すら覚える

意味があるのか無いのか分からない数字の羅列
一から百までの数字がカウントアップするのはなぜ？
普通はカウントダウンするものだと思うが・・・
でもこれが映像の中に吸い込まれていくキーワードになるんだよね

まぁ面白い作品なので観て損はないと思います。

英国式庭園殺人事件

久しぶりに鑑賞したＤＶＤですが
鑑賞した結果から申します・・・

難しすぎて謎だらけ・・・
鑑賞した結果が理解不能のヘンテコ作品と感じたならば
ピーター・グリーナウェイの意図したことに
まんまとハマッタ事になる・・・・

題名の【英国式庭園殺人事件】っていっても
殺人事件は起こるには起こるが
その殺人を解き明かしていくものではない
むしろ殺人事件が起きても
ストーリー自体に大きな展開もない
別に無くてもストーリーにはさほど影響はないように感じられる

これがピーター・グリーナウェイ流か？

１７世紀の英国貴族の自堕落な生活と
豪華絢爛な衣装は見る価値ありだと思うが
これだったらキューブリックの【バリー・リンドン】観た方がいいよ・・・

セリフが回りくどくて独特な印象なのだが
疲れますね、はっきり言って・・・

衝撃だったのはラストのパイナップルを貪り食う男・・・
（誰なんだ？　あんた・・・）

うーん、謎だらけ　まったくもって・・・

一回観て理解できる人は頭の回転が早い人でしょう
私は後一回以上は観ないと駄目です・・・