読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

善人長屋

2011-08-26 | 時代小説
善人長屋
西條 奈加
新潮社
『この長屋、ただものじゃない! “真面目で気のいい人ばかり”と噂の「善人長屋」。しかし陰に回れば、大家も店子も裏稼業の凄腕揃い。そんな悪党の巣に、根っからの善人、加助が迷い込んだ。人助けが生き甲斐で、他人の面倒を買って出る底なしのお人好し……。加助が持ち込む厄介ごとで長屋はいつも大騒動、しぶしぶ店子たちは闇の稼業で鳴らした腕を揮う! 』


悪党が善人のふりして善行らしきことをするという前提が、のどに引っ掛かった魚の骨。
巻末でどっちつかずをなんとかしてくれるのかと思ったが期待外れ。
なまじホンモノの善人を狂言回しに使うから悪党だということを否応でも思い出させる。
思いつきをなんともできなくて、残念。



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