読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

原始の骨

2009-09-22 | 海外ミステリー
原始の骨(ハヤカワ・ミステリ文庫)
アーロン エルキンズ
早川書房

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『ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨―この大発見の五周年記念行事に参加すべく骨の発掘されたジブラルタルを訪れたギデオン。だが喜ばしい記念行事の影には発掘現場での死亡事故をはじめ、不審な気配が漂っていた。彼自身まであわや事故死しかけ、発見に貢献した富豪が自室で焼死するに至り、ギデオンは疑いを深めるが…。一片の骨から先史時代と現代にまたがる謎を解く、スケルトン探偵の名推理。 』


ジブラルタル海峡(地中海の西の端)に面してジブラルタルという都市があり、それがイギリス領だということを最近知った私にはタイムリーな舞台。
その上、ネアンデルタール人とホモサピエンスの混血??とあっては・・・。

このスケルトン探偵シリーズに少々飽きがきていたのだけれど、久々のヒット!

ジュリー(ギデオンの妻)が言うように考古学が「研究者たちの誠実さを前提にして成り立っている学問」であるということは、けっこう怖いことなんじゃないかと日本の事例を持ち出すまでもなく思うが、その後、防御策とか検証方法とか何か変わったことがあるのかな。
歴史学者が考古学者をイマイチ信用していないように見えるのも、穿った見方かもしれないが、そういうことが頻々と起こるせいなのかもしれない。

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