ここに死体を捨てないでください!東川 篤哉光文社このアイテムの詳細を見る |
いつも思うのだけれど、人を殺したとしてその死体の始末にはほんとに困るだろう。
"山中に埋められた白骨化した死体"なんてニュースを聞くとほんとにご苦労さんって思ってしまう。
山中なんて草木の根っこが張っていてそりゃあ掘りにくいに違いない。
足場も悪いし。
で、ま、本書。死体の捨て場所に困ってしまったカップルの話。
烏賊川市シリーズの第5作。
前作から4年。待ってましたって言いたいところだけど、間に「館島」が入って、読もうか読むまいか非常に迷った。
本書、これはこれなりの面白さなのだとは思うのだけれど、なんかあるだろう、もっとなんかないのか?、これで終わり?・・・という塩梅。
さくらさんを出さなかったのは描写がうざくなるからかな。
やっぱり東川さん、「交換殺人には向かない夜」が最高傑作なのだと思う。
烏賊川市シリーズの第4作であるからにして、1~4は読んでみてください。