法人類学者デイヴィッド・ハンター (ヴィレッジブックス)サイモン ・ベケットヴィレッジブックスこのアイテムの詳細を見る |
死体鑑定の専門家と言えば、コーンウェルの検屍官スカーペッタのシリーズが有名なのだと思う。
あれはあまりにも解剖学的な描写がグロテスクで、辟易して数冊で読むのをやめてしまったが、これは法昆虫学の描写が微に入り細に入り・・・
まあ、蛆の方がましか・・・
本書、ページ・ターナーではあるのだが、主人公デイヴィッド・ハンターの心の動きがどうにも理解できない。
彼の心の不安定さがストーリー自体と関係なく読者の不安感をあおる。
そのくせこの安直なハッピーエンドはなんだ??
ま、好きになれないってことだなぁ。
次回作はスコットランドが舞台だそうだが、翻訳されても読まないと思う。