読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

交換殺人には向かない夜

2008-09-07 |  東川篤哉
交換殺人には向かない夜 (カッパノベルス)
東川 篤哉
光文社

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『浮気調査を依頼され、使用人を装って山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。ガールフレンド(十条寺さくら)に誘われ、彼女の友人が持つ山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。寂れた商店街の通りで起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。別々の場所で、全く無関係に夜を過ごしているはずだった彼らの周囲で、交換殺人はいかにして実行されようとしていたのか? 飄々と、切れ味鋭い傑作本格推理。烏賊川市シリーズ第4作。 』

やあ、やあ、やあ、こんな手が残っていたとは!!
(題名で)交換殺人だと宣言してしまって、で、どうするんだ?と思っていた、もとい、危ぶんでいたけど。

これ以上は、読んだ人としか話せないのがつらいところ・・・。
これを読むためには、前3作(密室の鍵貸します密室に向かって撃て!完全犯罪に猫は何匹必要か?)を先に読んでください。その方が面白いと思う。
ただ、楽しめるのは本格推理小説をある程度読みこなした人だろうなぁ。
そうでない人が読むと「なんじゃこれ?(`´メ)」ということになるのかも。

映画のような小説、或いは映画化を意識した小説というのはよくあるが、本書は小説らしい小説、小説だからこそのトリックという意味でユニーク。
著者が映画通だからよりいっそう!

本書、2005/9/26の出版。
この続きは出ていないようで・・・なかなか難しいかなぁ。
期待してます。




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2 Comments

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はじめまして (yanbal1915)
2008-09-08 20:03:49
検索で辿り着き、最近自分のブログでも東川篤哉氏の"烏賊川市シリーズ"の感想を書いていたので親近感を覚えて思わずコメントさせて頂きました。
交換殺人だってことを隠しておくから驚くのに初めから明かしておいて大丈夫かと思ったら、ホントこうくるかって感じでしたよね。
このシリーズにはミステリ部分よりもユーモア部分を期待しているところがあったので、ミステリとしてここまで面白いとは嬉しい誤算でした。

なかなか続編が出ないのは残念ですが、シリーズ以外だと「館島」が最近文庫化されたところです。
これもなかなか面白いんで、もし未読でしたら是非。
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コメントありがとうございます (UN)
2008-09-12 09:28:40
はじめまして!
ほんとに「こうくるか!!」の一点のみで大成功の作品でしたね。
参りました!

やはり「館島」がおすすめですか?
配送待ちなんです。
あたりだったかな。
楽しみにしてます。
返信する

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