『絵画修復士御倉瞬介が、鋭い観察眼で、さまざまな事件の真相へと迫る好評シリーズ第2弾。ゴッホを殺したのは誰なのか!? そして、ゴッホにとって福音とは死であったのか? 神殺しと呼ばれたファン・エイク、白い壁を描き続けたユトリロ、移り変わる時間を重ねて描いていく信貴山縁起絵巻、そしてゴッホとゴーギャンの確執とは……!? 魅力に満ちた名画にまつわる<生と死>の謎と、重なりあう事件の真相を、画材の裏まで透徹する慧眼によって射る! 柄刀マジックが繰り広げられる驚嘆すべき5編の連作美術ミステリー。 』
『時を巡る肖像』の続編。ずいぶん読むのに間が空き、前作をほとんど覚えていないが。
絵の謎と同時に現実に起こる事件の謎も解く。
難しい綱渡りだが、読みやすく、面白かった。