読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

王朝序曲―誰か言う「千家花ならぬはなし」と 〈上〉・〈下〉

2013-06-28 | 海外ミステリー
王朝序曲―誰か言う「千家花ならぬはなし」と〈上〉 (角川文庫)
永井 路子
角川書店
『長岡京への遷都、蝦夷出兵と大胆な政治を押し進める帝王桓武。しかし、蝦夷攻略は失敗、相次ぐ妃の死、大水害に見舞われ、かつて自らが宮廷から追放した早良親王らの怨霊に惑わされ、再び遷都を決意した。亡き母親への憧憬拭いがたい安殿は、後宮入りした娘の母・藤原薬子の身体にのめり込み、その関係を咎める桓武帝と相剋を深める。平安遷都七九四年、官等をめざして縺れあう藤原真夏、冬嗣兄弟の愛憎、皇太子・安殿との骨肉の相剋に命をすりへらしていく帝王桓武を描く、長編歴史大河小説の大作。 』

王朝序曲―誰か言う「千家花ならぬはなし」と〈下〉 (角川文庫)
永井 路子
角川書店
『六十の齢に達し、病床の身にあった桓武帝は、いよいよ安殿に譲位した。平城帝が誕生し、ひとつの時代が終りを告げた。新帝は、一度は遠ざけられた藤原薬子を近任させ、薬子は宮廷での権力を強めた。出世に背を向けた冬嗣は、鷹揚な皇子・賀美能に仕えるが、計らずも平城は、賀美能を皇太子に指名し、冬嗣もまた、政治抗争の中央へ引き出されていく…。桓武から平城、そして嵯峨へ。権力と愛欲の葛藤がくりかえされ、平和がくる。野望と挫折、長編歴史大河小説の力作。 』


藤原北家の栄華の祖・冬嗣の目を通して、桓武・平城・嵯峨の時代を描く。
小説と言うか解説と言うか微妙なところだけれど、永井路子さんの史観による当時の様子が興味深かった。
このあたりの歴史認識がせいぜい「鳴くよ うぐいす 平安京」のレベルだったがゆえに、特に。


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