奥様は失踪中 (ハヤカワ ポケットミステリ―ミセス・パージェター・シリーズ) | |
クリエーター情報なし | |
早川書房 |
何かがおかしいとパージェター夫人が最初に感じたのは、夫人の家の先住者テレサ・コットンが偽の転居先を残して自ら姿をくらましたとわかったときだった。となると、半年前にその偽の住所に転勤で移ったはずの夫ロッドは、一体どこへ消えたのか? そしてテレサ本人の行方は? 手がかりを求めてスミシーズ・ロウムの主婦たちに探りを入れてまわるパージェター夫人は、徐々に、レースのカーテンの陰に潜む各家庭のさまざまな秘密を探りだしていった。そして、ついに死体が発見された……!
人生をエンジョイする陽気な未亡人パージェター夫人の推理が冴える、現代イギリス・ミステリの好篇。』
続けてパージェター夫人シリーズを読んでいるのだが。
パージェター夫人の造型が鼻についてきて…。
探偵しようという動機が弱過ぎないか?
動機が弱い割に強引すぎないか?
パージェター夫人が安住できる(もしそういうものがあるとするならば)場所を見つけるのは容易ではないと思う。
最近のよくできたコージーはその点が上手いと思うのだよ。
女性作家だからかもしれない。
ま、邦訳はあと1冊。
読んでしまうつもりだが。