俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

灸花

2024-07-21 | 俳句・夏・植物

 

 

歩道へと畑の垣根の灸花

 

 

 

 

 

 

アカネ科の蔓性多年草。

山野の藪や林に自生する。

 

 

 

 

 

 

七月頃、鐘状で外側が灰白色、内側が紅紫色の小花をつける。

 

 

 

 

 

 

この花の色や形が灸のもぐさに似ていることから灸花という。

全体に悪臭があり、屁糞葛が正式な植物名。

 

 

 

 

 

 

歩道を歩いていると畑の垣根に灸花が咲いていた。

その花は歩道側へと増えていた。

 

 

 

 

 

プリティーと思ひしへくそかづらかな

 

 

 

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夏の蝶

2024-07-20 | 俳句・夏・動物

ツマグロヒョウモン

 

 

夏蝶の花に止まれば絵の如し

 

 

 

 

 

 

夏に見られる蝶のことをいう。

 

 

 

 

 

 

蝶といえば春の季語であるが、四季折々に見られる。

特に夏は、揚羽蝶など大型で色鮮やかな蝶が多い。

 

 

 

ヒメアカタテハ

 

 

 

梅雨の晴れ間に飛ぶ蝶は「梅雨の蝶」という。

 

 

 

 

 

 

夏の蝶が花に止まって一心に蜜を吸っていた。

その姿は絵画を見ているようであった。

 

 

 

モンキチョウ



薄日差すジョギングコース夏の蝶

 

 

 

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向日葵

2024-07-19 | 俳句・夏・植物

 

 

向日葵の国や戦のまだ続き

 

 

 

 

 

 

キク科の一年草。

北アメリカ中西部原産。

 

 

 

 

 

 

七月、茎頂に巨大な頭状花を横向きにつける。

周辺は鮮黄色の舌状花で、中央には褐色または黄色の管状花が密集する。

 

 

 

 

 

 

太陽に向かって花の向きを変えるといわれるが、それは蕾が花開くときだけで、その後は変えない。

 

 

 

 

 

 

向日葵の国ウクライナは栽培量において世界第二位。

ウクライナ人にとって向日葵は、平和、忍耐、明るい未来を感じる気持ちの象徴とのこと。

最近は忘れがちになってきたが、戦はまだ続いている。

早く平和がくることを、向日葵を見て思いやった。

 

 

 

 

 

向日葵に寄りて力を貰ひけり

 

 

 

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梅雨明

2024-07-18 | 俳句・夏・時候

 

 

梅雨明や対岸歩く人のゐて

 

 

 

 

 

 

梅雨が明けることをいう。

梅雨あがる、梅雨の後ともいう。

 

 

 

 

 

 

暦の上では入梅から三十日後とされるが、実際には地域やその年の状況によって異なる。

平年は、七月下旬までに全国で梅雨が明ける。

 

 

 

 

 

 

雷鳴が轟くと梅雨が明けるともいわれる。

 

 

 

 

 

 

関東甲信と東海は今日梅雨が明けたと気象庁から発表があった。

気温も36度となり、川堤を歩く人はほとんどいなかったが、対岸を歩く人が一人いた。

 

 

 

 

 

冷麺にのするベーコン梅雨明けぬ

 

 

 

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夏草

2024-07-17 | 俳句・夏・植物

 

 

夏草の果てへと眼遊ばせぬ

 

 

 

 

 

 

夏に青々と生い茂る草を総称していう。

 

 

 

 

 

 

強い日差しのもとで、山野、土手、空地など土があれば盛んに繁茂し、刈ってもすぐに伸びてくる。

 

 

 

 

 

 

夏草はエネルギーに満ちた自然の生命力を感じさせる。

 

 

 

 

 

 

歩いていると、夏草が生い茂った所があった。

その夏草の続く果てへと眼を遊ばせた。

 

 

 

 

 

夏草に隠れてしまひたくなりぬ

 

 

 

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