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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寒夕焼

2024-01-21 | 俳句・冬・天文

 

 

寒夕焼コーンスープを飲みをれば

 

 

 

 

 

 

寒中の夕焼をいう。

 

 

 

 

 

 

冬の夕焼の中でも特に寒々とした感がある。

 

 

 

 

 

 

寒の夕焼は燃えるような色を見せるが、時間が短く、すぐに薄くなる。

 

 

 

 

 

 

長い時間散歩して、途中、自販機の缶のコーンスープを買ってベンチで飲んだ。

気がつくと寒夕焼となっていた。

 

 

 

 

 

帰り道は林の中や寒夕焼

 

 

 

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寒雲

2024-01-20 | 俳句・冬・天文

 

 

寒雲の低きが畑を覆ひけり

 

 

 

 

 

 

寒々とした雲をいう。

 

 

 

 

 

 

冬空を一面に覆う雲、固まって凍りついたような雲など、いずれも寒々しい。

 

 

 

 

 

 

「冬雲」よりも「寒雲」という方がより一層寒さが身に沁みる。

 

 

 

 

 

 

寒雲が低く垂れこめていた。

雲は畑を覆っていた。

 

 

 

 

 

全天を覆ふ寒雲高架駅

 

 

 

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日脚伸ぶ

2024-01-19 | 俳句・冬・時候

 

 

犬連るる人ら集まり日脚伸ぶ

 

 

 

野火止用水

 

 

冬至を過ぎて昼の時間が少しずつ伸びてゆくことをいう。

 

 

 

 

 

 

一日一日と日が長くなってゆくが、その伸び方は俗に畳の一目ずつともいわれるほど遅々たるものである。

 

 

 

 

 

 

一月も半ばを過ぎると日が伸びたことを実感するようになる。

春がそこまで来ていることを喜ぶ気分がある。

 

 

 

 

 

 

公園には犬を連れた人が多く、次第に集まって会話を楽しんでいる。

その様子に、日脚が伸びたことが実感された。

 

 

 

 

 

日脚伸ぶベンチに憩ふ男ゐて

 

 

 

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枯欅

2024-01-18 | 俳句・冬・植物

 

 

そこはかとなく夢持たむ冬欅

 

 

 

 

 

 

冬に葉を落としつくした欅をいう。

 

 

 

 

 

 

欅はニレ科の落葉大高木。

山地に自生し、防風林や街路樹、庭木として植えられる。

 

 

 

 

 

 

大木の欅が葉を落した姿は雄々しく、そのシルエットにも冬らしい趣がある。

 

 

 

 

 

 

冬欅が雄々しく立っていた。

そっれを見て、なんとなく夢を持ち続けようと思った。

 

 

 

 

 

枯欅夕日荘厳してゐたり

 

 

 

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寒落暉

2024-01-17 | 俳句・冬・天文

 

 

三人二人帰る学生寒落暉

 

 

 

 

 

 

寒中に没する太陽をいう。

 

 

 

 

 

 

厳しい寒さの中の落日は、眩しいくらい明るく、身の引き締まる感がある。

 

 

 

 

 

 

寒中の入日はあっという間に沈み、その後寒さが更につのってくる。

 

 

 

 

 

 

中学生が三人、また二人と歩きながら帰って行った。

寒落暉が彼ら彼女らを照らしていた。

 

 

 

 

 

寒落暉見つつ川縁歩きけり

 

 

 

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