俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

銀杏

2017-09-25 | 俳句・秋・植物




銀杏のいつ落つるかと待ちゐたり



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イチョウ科の落葉高木。

中国原産。







雌雄異株。

秋、黄色い果実が熟す。







熟果は、黄褐色の悪臭ある外種皮に包まれて落ちる。

二稜のある堅い白色の種皮の中に種子があり、料理に使用

される。







食用のほか咳止め、利尿によいとされている。







銀杏が沢山生っていて、今にも落ちそうに熟れていた。

既に幾つか落ちていたので、もしかしたら落ちるかもと思い、

待っていた。







銀杏の落ちたるに日や踏むまいぞ



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枸杞の実

2017-09-24 | 俳句・秋・植物




枸杞の実の摘(つま)んでみたき朱(あか)なりし



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ナス科の落葉低木。

東アジアの熱帯から温帯に広く分布。







夏に径1㎝ほどの淡紫色の五弁花をつける。

秋に楕円形の実を結び、熟すと紅色になる。

枸杞酒にしたり、乾燥させて強壮剤とする。







枸杞の実が赤く色づいていた。

それを見ると、ちょっと摘んでみたいと思った。






杳(はる)かなり母の枸杞酒を飲みしこと



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胡桃

2017-09-23 | 俳句・秋・植物


テウチグルミ


口結ぶ幾多の胡桃見上げては



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クルミ科の落葉高木。







鬼胡桃、姫胡桃は食べられるが、沢胡桃や野胡桃は食べ

られない。







種子は脂肪が多く美味で、洋菓子やパンに入れられる。







胡桃が沢山生っていた。

採るわけにもいかず、口を結んで見上げるばかりであった。





<span style="font-size:150%;line-height:110%">胡桃割る望郷の念胸にあり



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赤蜻蛉

2017-09-22 | 俳句・秋・動物




同じ枝に幾度もきて赤蜻蛉



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トンボ目アカトンボ属のトンボの総称。

成熟すると腹部が赤くなる。







赤蜻蛉には、秋茜、深山茜、猩々蜻蛉、姫茜などの種類が

ある。







赤蜻蛉が枝に止まっていた。

パッと離れたかと思うと、また同じ枝に戻ってきて止まった。

それを何回も繰り返していた。






赤蜻蛉風に吹かれて拝むさま



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曼殊沙華

2017-09-21 | 俳句・秋・植物




亡き人を思ひ出させて曼殊沙華



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ヒガンバナ科の多年草。

秋彼岸の頃、細長い花柄を伸ばし、真っ赤な炎のような

花を輪状に開く。

土手や畦、空地などに一斉に咲く。

「彼岸花」「死人花」「天蓋花」「幽霊花」など、地方により

多くの呼び名がある。







曼殊沙華が畑隅に咲いていた。

この花を見ると、亡くなった誰彼を思い出した。






群れ咲くや川のほとりの曼殊沙華



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