俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

蜘蛛(くも)

2012-05-21 | 俳句・夏・動物


むさしのの蜘蛛に生れて動かざる

クモ目の節足動物の総称。日本には千種以上いる。尻から糸を出し、車輪状の大きな網を張り、かかった虫を捕食する。初夏に雌蜘蛛の卵のうが破れ、まさに「蜘蛛の子を散らす」の譬えどおり子蜘蛛が無数に飛び出す。小流れの上に蜘蛛の巣があり、蜘蛛がしっと動かずにいた。生きるためとはいえ、動かずにいるのも辛かろうと思った。

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 




蜘蛛の囲にくもの不在や日の差して


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 著莪(しゃが)の花 | トップ | 鳶尾草(いちはつ) »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (non)
2012-05-22 17:39:43
「くもの不在」は面白いですね~
一体どこへ行っているのでしょう?
蜘蛛の生活をいろいろと想像してしまいます。
返信する
Unknown (819maker)
2012-05-22 22:47:16
nonさん、くもは散歩にでも行っているのでしょうか。じっとしているのに飽きたのかもしれませんね。
返信する
Unknown (なりひら)
2012-05-24 22:35:34
動かずと言ってた蜘蛛がお出かけに・・一体どこへ行かれたのか?ちょっとユーモラスな光景です。
返信する
Unknown (819maker)
2012-05-24 22:50:54
なりひらさん、不在の雲の巣は動かずにいる雲の巣とは別物です。どこへ行ったのでしょうか。わたしにも不明です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

俳句・夏・動物」カテゴリの最新記事