
夏萩に雨上がりけり加賀の旅
マメ科ハギ属の総称で落葉低木。
本州の山地にまれに自生するが、多くは庭園や人家に植栽される。
宮城野萩の別称だが、俳句の季語としては宮城野萩のみならず、夏に開花する萩をさす。
初夏から秋にかけて、枝先の葉腋から総状花序を出し、紅紫色の花を多数つける。
犬萩や猫萩なども七月頃から咲き始める。
兼六園の夏萩が花をつけていた。
それまで降っていた雨がいつの間にか上がった。
この夏萩は、加賀の旅で出合った花であった。
夏萩や人影のなき夕間暮れ