俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

海女

2010-03-22 | 俳句・春・人事


真珠貝採りて吹かれぬ海女の笛

海女は、海に潜り、あわぴやさざえなどの貝や海藻類を採って生活する女性。鳥羽の真珠養殖の海を訪れた。磯着を着た海女が真珠貝を採るのが見られた。深さ六メートルの海を潜った海女は、浮かび上ると口笛を吹いた。これは深い海を潜った後いきなり息をしてはならず、口を細めて息を吐き出すために口笛のように鳴るものである。これを「磯笛」といい、俳句では「海女の笛」という。どことなく哀切感があった。

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ  人気ブログランキングへ




桶の後海女は体を海へ投ぐ


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ  人気ブログランキングへ


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春疾風(はるはやて) | トップ | 春の川 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (819maker)
2010-03-28 00:50:53
拍手にコメントをお寄せくださったやまんばさん、はじめまして。
海女は潜ってすぐに浮かび上がってきます。手には採った真珠貝が握られていました。
日本ではここだけという白い磯着を着ていますので、それほど寒そうには見えませんでした。
勿論、真珠のネックレスやブローチをプレゼントに買いました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

俳句・春・人事」カテゴリの最新記事