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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

菰巻(こもまき)

2008-12-25 | 俳句・冬・人事


洩れのなく松に菰巻されゐたり

菰巻は害虫駆除を目的としたもので、マツカレハの幼虫(マツケムシ)を除去する方法のひとつ。マツカレハの幼虫は、冬になると地上に降りて枯葉の中などで冬を越すため、初冬に松などの幹に、藁でできた菰を巻きつける。春先にこの菰の中で越冬したマツカレハの幼虫を菰と一緒に焼却し、マツカレハの駆除をする。菰巻は冬に行われるが、防寒目的ではない。庭園に松が何本もあるが、その全てに菰巻がなされていた。毎年見る冬の光景である。

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菰巻に触れてありけり日の温(ぬく)み


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