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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

鶺鴒

2021-09-10 | 俳句・秋・動物




いつもゐる鶺鴒のゐて川堤




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セキレイ科の鳥の総称。







長い尾を上下に振って石や地面を叩くように見える

ところから、「石たたき」「庭たたき」の名がある。







鶺鴒には背黒鶺鴒、黄鶺鴒、白鶺鴒、田雲雀などの

種類がある。







川堤を散策するといつも鶺鴒がいる。

今日もその鶺鴒が歩いていた。






芝に下り啄むは何石たたき




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秋の蝶

2021-08-30 | 俳句・秋・動物




縺れ飛ぶ二匹止まりて秋の蝶




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秋に見られる蝶をいう。







せせり蝶や蜆蝶など、地味な蝶が秋の蝶の中では

多く目につく。







暑さの残る八月から涼しくなる九月にかけて、林間

などに様々な秋の蝶が舞う。







飛び始めた春の蝶、華麗に舞う夏の蝶とは異なる

静かな趣が秋の蝶にはある。







縺れながら飛んでいた二匹の秋の蝶が花に止まって

蜜を吸っていた。






秋蝶の羽音微かに聞えけり




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燕帰る

2021-08-26 | 俳句・秋・動物




青空の帰燕暫く目で追ひぬ




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春に南方から渡って来て子育てを終え、秋には南方へ

帰って行く燕をいう。







その燕を見送る気持ちを感じさせる季語である。







山里や町空を飛び交っていた燕もいつも間にか見かけ

なくなる。







いつも川の上を飛び交うのを見ていた燕がいなくなると、

どことなく寂しくなる。







川の上の青空を帰燕が飛び交っていた。

いつまでも目で追っていた。






夕暮の広き野を翔け秋燕




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秋の蝉

2021-08-23 | 俳句・秋・動物


法師蝉


鳴き止めばすぐ飛び去りぬ秋の蝉




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秋に鳴く蝉をいう。







蜩や法師蝉のように秋になって鳴き始める蝉もいるが、

夏から引き続き鳴いている蝉も多くいる。




みんみん蝉



蝉の鳴き方も秋に入ると淋しげに聞える。




油蝉



また、それだけに澄んだ響きのある鳴き声である。




法師蝉



歩道の近くで秋の蝉が鳴いていた。

近づいて聞いていると、鳴き止んだ途端に飛び去って

しまった。






用水に沿うて歩きぬ秋の蝉




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2020-10-31 | 俳句・秋・動物




鳴きもせず枝に止まれる鶲かな




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スズメ目ヒタキ科に属する鳥の総称。







俳句で「鶫」として詠われているのは尉鶲(ツグミ科)で、

日本では冬鳥として見られる。







雌雄とも翼に白い斑がある。







雄は頭が灰色、顔からのどが黒、胸以下が赤褐色。

人家の庭先などをテリトリーにし、ヒ、ヒ、ヒ、チョ、チョ

などと鳴く。







尉鶲が枝に止まっていた。

辺りを見渡しているだけで、鳴き声を立てなかった。






尉鶲夕暮近き枝にをり




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