俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

秋の海

2021-09-06 | 俳句・秋・地理




日の差せば青の生まれぬ秋の海




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



澄んだ大気のもと、青い海原は遠くまで広がっている。







夏の間賑わった海も、秋になると静けさを取り戻す。







人影のまばらな渚に寄せては返す波音が響く。







高い秋空のもとに広がる海は一抹の寂しさを誘う。







横浜八景島の海の公園を訪れた。

曇っていたが雲間から日が差してきた。

青空が広がると、それまで鈍色だった秋の海にも青が

生まれた。






足浸す犬に寄せたり秋の波




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の川

2021-08-31 | 俳句・秋・地理




一心に鷺の佇む秋の川




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



川の水がひやひやと澄み流れるさまを本意とする。







秋空を映して広々と流れていく川。







渓谷をひんやりと水が流れる川。







初秋では夏の名残として水遊びをする川など、

いかにも秋らしい風景である。







白鷺が秋の川に舞い降りて一心に佇んでいた。

川にはその姿が映っていた。






釣り人の真中にゐたる秋の川




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の海

2020-11-04 | 俳句・秋・地理




ゆつくりと白帆の滑る秋の海




にほんブログ村





秋の海は青く、遠くまでよく見える。







晴れて穏やかな海に立つ波頭は白さが際立っている。




大島



水平線は夏に比べて濃く、明らかである。







静けさを取り戻し、秋空の下に広がる海には、一抹の

寂しさが感じられる。







秋晴のもと、城ヶ島を訪れた。

白帆を立てたヨットがゆっくりと滑っていた。

その秋の海は紺碧であった。




房総半島


笛吹きて鳶低く飛ぶ秋の海




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の水

2020-09-27 | 俳句・秋・地理




斜面林下に湧き出し秋の水




にほんブログ村





秋の水は澄んでいることが特徴である。







夏の間は水はどこか生ぬるい感じがしていたが、

秋には川底の石までくっきりと見えて冷たい。







一年を通して一番美しい水の状態である。







研ぎ澄ました刀の譬えにも使われる。







斜面林の下から水が湧き出していた。

それが集まり澄んだ秋の水となっていた。






渓谷を秋水落つるとき白し




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の川

2020-09-02 | 俳句・秋・地理




手を浸けて入ることのなし秋の川




にほんブログ村





川の水がひやひやと澄み流れるさまを本意とする。







秋空を映して広々と流れて行く川、渓谷をひんやりと

水が迸る川など、いかにも秋らしい風景である。







月遅れの盆が過ぎた頃の川原にはめっきり人影を

見かけなくなってくる。







近年、河川の改修工事が進みコンクリート化して

きたので、本来の自然の川を楽しむには山中まで

出かけなければならない。







秋の川が流れていた。

手を浸けてみたが、靴下を脱いで川の中に入る

ことはしなかった。






犬二匹女の入れて秋の川




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする