トレドを後にして次に向かったのはコルドバですが
途中「ドン・キホーテ」でおなじみのラ・マンチャ地方に立ち寄り風車の光景の中に立ちました。
ぐるりと360度辺りを見下ろせる小高い丘の上に立ち並ぶ白い風車群は
ドン・キホーとサンチョ・パンサの姿が思い浮かばれる光景でした
今は観光用で使われておらず風車の一つはお土産物屋さんになっていましたが
周囲に何もない丘の上は風当たりが強くて昔その風を利用して風車が活躍したのもうなずけました。
丘のふもとの街もドン・キホーテ 一色
コルドバ
コルドバも古代ローマからの歴史ある街です
ローマ橋と呼ばれる橋は約2000年ほど前に作られ16個のアーチが美しい橋です
何回か作り直されてはいますが当時のままに再現されているそうです
**この橋のたもとでの出来事**
私も日傘を差した二人連れが近づいてきたのを見ていました
でも何気なく近づく二人になんの違和感も感じなかったのはプロの技?なんでしょうね
カメラに夢中になっていた仲間の一人が傘で手元を隠したスリに財布を抜かれそうになったと
興奮気味の報告。でも彼女はお財布をバックとチェーンでつないでいたので難を免れたとの事でした。
その話は「スリに注意」の言葉を一層かみしめる良い教訓にもなりチェーン作戦の効果にみんな私も・・・でした。
コルドバの一番の見どころはメスキータとばれている聖マリア大聖堂です
メスキータとはモスクを指す言葉でここはイスラム教とキリスト教の二つが混在する珍しい大聖堂です。
メスキータへの入り口の門
ここでの現地ガイドのイザベラさんは独学で日本語を学んでガイドになったという頑張り屋さん
美人でユーモアたっぷりなガイドぶりで皆をひきつけていました。
この壁の中がメスキータです
糸杉が並ぶ庭園が広がる向こうにメスキータ
中に入ると縞模様の馬蹄形アーチが連なる広い空間が現れました
ここは850本もの柱からなる「円柱の森」と呼ばれるイスラムの祈りの場だった所です
イスラム支配の後13世紀にキリスト教徒がこの地を奪還した後、モスクは壊されずにそのままそこが大聖堂になり
イスラムとキリストが混在するという珍しいメスキータが生まれました
なのでイスラムのモスクの隣に写真のようなドームが広がり礼拝堂が並び立っていてイスラム教徒とキリスト教の
違いを間近に実感できる場でもありました。
メスキータの周辺は昔ユダヤ人が多く住む地であったそうで
白亜の建物が迷路のように立ち並ぶ街並みが印象的でした
その一角に「花の小道」という狭い路地があり路地の向こうにメスキータの鐘楼が見える
観光スポットになっていました
コルドバでのランチ
ギターの流しのお兄さんの歌声を聞きながら食べたオックステールの煮込みが美味しかったです