ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

カンボジア・アンコールワット(2)

2013-01-30 13:51:19 | おでかけ

テレビや写真で何度も目にしたことのあるアンコールワットですが

実物は想像以上に大きく威厳をもってそびえていました

      聖池の睡蓮がちょうどよくきれいに開いていました

 

 


 周囲を環濠(幅約190m)に囲まれ、その面積は東京ドーム約15個分の広さだそうです

 アンコール遺跡群の寺院の中で、正面が西を向いているのはアンコ-ル・ワットだけで他はすべて東に向いて建っています。

 理由については諸説ありますが、王の死後に墳墓とする目的があったため、死後と関係深い西に向けて建てられたというのが有力らしいです

                *アンコールワットの全体図

           

 
 

西塔門を目ざして長い参道を進みますがここではシンボルの中央祠堂はまだみえません

 

途中でなにやら煌びやかな姿が・・・

遺跡で結婚式を挙げるカップルが記念撮影中でした

             幸せにね 

カップルの記念撮影があるかと思えば環濠に飛び込んでみせる子も・・・

子供たちは暑く焼けた石の上も裸足でへっちゃら、日本の子供とは大違いのたくましさがそこかしこで・・・・

 

塔門を入ると塔門の柱や壁には女神デヴァターのレリーフがずらりとならんでいます
全体では約1700体といわれ1体として同じ姿のものはないというからすごい。

 

 

デヴァターの豊満なバストは思わず触りたくなるのでしょうか

手が届く位置にあるデヴァダーの胸は多くの人が触れた形跡で黒く光っていました

私は豊満バストよりこあちこちにいた狛犬のような獅子のこのおしりの形がとても気に入り思わずなでなででした

 

 

塔門を抜けると神話のお話が彫られたレリーフが続く長い回廊が続きます

 

    手前の男性は今回のガイドのロンさん

 

天井の一部にはきれいな彩色が残る部分も…

当初は寺院全体がこのような赤系で塗られていたとのことです

 

江戸時代、日本人の森本右近太夫一房が書き残した文字が残る柱
70年代の内乱時にクメールルージュによる破壊活動で上から墨が塗られて判読は難しいですが

よ~く見るとなるほど見慣れた文字が何とかわかります

  

 

 

アンコールワットの中心、中央祠堂の前で

乗っているのは崩れた石

このような石があちこちに大量に放置されているのをみて

修復作業の遅れが破壊を一層進めるのではないかと気になります

 

さあここからが大変、中央塔に上るのですが

その階段の急な事、昨日の夕日鑑賞の時の階段の比ではありません 

2008年まではこのような当時のままの階段を上り下りしていたとのこと

こんな急で足場の悪い階段をどうやって上ったのでしょう

 

今は上りやすいように作られた木の階段や手すりがありますが見上げただけで恐怖を感じます

恐る恐る、なるべく下を見ないように前だけを見て必死で上り下りしました

 

 

 怖い思いをして上っただけのことがある中央塔です

素晴らしい眺めです

当時は王様だけがこの景色を堪能できたのでしょうか

上から見下ろすと回廊の向こうは緑濃い森林がぐるりと広がって、長い間その木々に埋もれていたというのもうなずけました

  

* 中央の緑色に見える部分は補修中のテントです

 

翌朝は早起きして午前5時半、まだ暗いアンコールワットへ朝日鑑賞に出かけました

日中は30度以上の酷暑も嘘のように肌寒く、太陽が顔を出すまでの一時間以上を撮影スポットでじっと待機

朝日は一年に2度中央塔の真ん中から昇るのだそうですが今はだいぶ右に外れた位置からのご来光

それでも漆黒の闇から徐々に広がるオレンジの光とともに中央塔の姿が浮かび上がる様子は感激でした 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (19)
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