ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

エジプト紀行Ⅴ

2010-12-07 19:42:58 | エジプト旅行

週末孫を預かったのですが保育園に通う2歳の孫娘が下痢や嘔吐と体調を崩しました

病院へ連れて行ったり汚れものの世話をしたりと大奮闘

幸い孫は回復傾向にあってほっとしたのもつかの間、今度は私に変化が。。。

先生は細菌性胃腸炎ですとの診断ですが今大流行 のノロウィルスでは?が私に移ってしまったみたい

孫達が帰る晩今度は私に嘔吐が・・・

やっと我慢して孫達を送った後はもうダメ~

明け方まで何回となく嘔吐を繰り返し虚脱状態で昨日は一日ダウン

今日やっと少し元気が出てPCの前に座れるほどに回復しましたがまだ胸はむかむか・・・

いつもは健康を誇る私ですが苦しい思いをしてしまいました

 

 

 

 コム・オンボ神殿  

ナイル川中流域には数多くの遺跡や神殿が残っています

クルーズしながら最初に訪れたのは丘の上に建つコム・オンボ神殿

クルーズ船からも眺める事ができどこかギリシャのアクロポリスを思わせる神殿ですが

それもここはエジプト最後の王朝プトレマイオス王朝の時代に建てられたものでローマ帝国とのかかわりが感じられるためでしょうか

昔ナイル川には沢山のワニがいて犠牲も多くそのためワニを神様にして祭っています

またもう一つの神様ホルス神(はやぶさ)という二つの神を祭るという他には例のない神殿だそうで

入り口も中の部屋も2つずつあります

 

   

天井の風雨にさらされない部分にはまだ鮮明な色が残りその昔はさぞやきれいな色だっただろうと想像できます

 

中にはびっしりと刻まれたレリーフの数々でしたが

印象的だったのは医療器具、出産シーン、授乳シーンなど医学的レリーフ?が多かったこと

メスやハサミ、はかりなど今のものとほとんど同じです

左側には座った形で出産する姿も

  

 

世界最古の暦(太陽暦)のレリーフも・・・

 

10進法による最古の数字には思わず素晴らしい!

有名なレリーフの前では必ずガイドさんの説明があるとみえて壁は黒ずんでいます

 

 ホルス神殿

ここはコム・オンボと同じくプトレマイオス王朝時代の神殿で

数あるエジプト遺跡の中でも最も保存状態の良い遺跡だそうで高さ36mもある大きな塔門が印象的

ズラリ並ぶお土産物屋さんからの1$、1$の掛け声を聞き流し進むと向こうに神殿が見えてきます

 

ホルス神(はやぶさ)は天空の神で現世の王はホルスの化身と考えられていました。

そのため古くから祭られてきた神殿です

そんなわけで神殿内部にはホルス神のレリーフや像がいっぱい

中でも塔門をくぐった先にある中庭の像が一番保存状態がよく美しいと有名なようです

このホルス神からエジプト航空のシンボルマークはハヤブサなのだとか 

 

そこから神殿内部に通じる外壁にはホルス神に関する物語が延々と刻まれており

その説明を聞いたのですがいろんな神様が出てきてなんだかごちゃごちゃになりそう

これらすべてを解読をした人って尊敬 です

ただ残念なのは後の時代にキリスト教徒によって神様の顔が削り取られた箇所が多数あったこと

異教徒に対する敵対はこんなところにも顕著でした

見学を終えて帰る頃は日ぐれて夕日が落ちる中を幻想的な気分で戻りました

 

 

船着き場からここホルス神殿への往復はは馬車でした

車が走り抜ける同じ道を馬車は結構なスピードで走ります、

しっかりつかまっていないと振り落とされそうで必死でつかまっていました

 私達が乗った馬車には小学生くらいの可愛い男の子が助手?として乗っていました 

夕暮れもせまった船着き場で可愛い少年と記念写真をパチリ(父親がカメラマンです)

上の写真も下ももちろんチップを要求されます

の坊やが父親と一緒に御者席に座る意味はこのチップのためなんでしょうね

ちょっと複雑な心境でした

コメント (26)
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