笑顔浴

優しい時間

病院は面会禁止

2020年08月26日 | Weblog

桃の赤ワイン煮のゼリー

 

8月25日(火)15-16時 ~荷物の引き渡し~

おしりふき 虫眼鏡と雑誌 叔母のはがき 手紙 ジュース チョコ

ベットに座れるといいな~という期待だけで

現状を知らないまま 紙袋に詰めて、病院へ持参します。

 

 

正面玄関につくと、守衛さんに

荷物の引渡しの場所を訪ねている女性がいて、ラッキー!

そのかたの後をついてゆき 隣に私も荷物を置いて

「初めてですか?」と声をかけると

「全然、わからないですね~」と 

Aさんの目が 微笑んでいました。

互いにマスクですが、目は口ほどにものをいう・・かな。

そこへ、

荷物を持った人達が 私達の横に並び始めました。

 

Aさん「すいません、どこで、受け渡しするんですか?」

Bさん「そこで受付したら、病棟のテーブルに案内してくれるから」

   「あのう、私達が先頭ですか? 

    皆さんのほうが先に待たれていたのに、どうしましょう」

Aさん「本当に、私達は今 来たとこなんです」

Bさん「いいのよ! もう 列ができたし」

Cさん「私も初めてなんで、教えていただけますか」

Bさん「私も、初めての日に ここで教えてもらったんよ」

   「テーブルは ここから遠いですか?」

Bさん「外、外。ひまわりが咲いてるところ。ほら、準備が始まった」

   「ありがとうございます」

Bさん「次の予約は、受け渡しの時にできるんよ」

   中庭のテラスで 看護師さん達の荷物の搬入が見えます。

   洗濯物の包みらしいです。

   Cさんは椅子から立ち上がって 眺めていました。

 

Bさん「私は3回目。手術した日でも逢えなかった。

    年寄りなのに 可哀想でたまらん。」

Aさん「入院後の病状が全くわからなくて 普通じゃない分、心配で」

Cさん「いつ、逢えるでしょう? 本人は心細いですよね」

Dさん「逢えないまま亡くならないか 不安で」

Bさん「考えると辛いから、それは、やめとき」

   「手紙を書いたら、看護師さんが読んでくださるそうですよ」

にわか<家族会>の 語り場となり、

他のかたが嘆いてくれて

そうだ、そうだ、その通り!と 頷いていると

少しだけ、気持ちが軽くなりました。

 

同じ立場で 語り合える場は、貴重です。

たくさん、語り場は 提供されているので

勇気をだして、足を運んでみるのも いいですね。

 


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