アップルパイ
時々<言葉の力>に 圧倒されることがある。
日常に、どんな言葉を繰り返すかで
大きな違いを生むことを実感する。
その成果は、目に見えてわかりやすい。
「呪いの言葉」を繰り返しつぶやくと、
危惧した通りの私になっているし
「救いの言葉」を繰り返しつぶやくと、
願った以上の自分に変わっている。
昨日は確定申告の予約日だった。
扉を開くと想像以上の強風で、玄関で緊張が走る。
こんなとき、自然に浮かんでくる考えは
「バランスを失って、また転倒して怪我したらどうしよう~」
でも、そのまま言葉にはしない。
「ゆっくり2本杖で歩こう。距離は短い。大丈夫、まだやれる!」
よし! 行くぞ~!と 声をかけて出発だ。
その時、心配や不安は消えているのが不思議。
太平洋戦争中が青春時代だったことと
関係があるのか、定かではないが
母の口癖は、
「どんな時でも、なんとかなる」だった。
それを聞いて育った私も、
なんとなく、頑固で、あきらめが悪い。
だから、
「もう無理、もうダメ」と感じても
「まだ、やれるかもよ」とつぶやく。