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笑顔浴

優しい時間

我慢の語源がうぬぼれとは!

2019年07月03日 | Weblog

今が旬のすもも

 

来週末には、骨折して3ヶ月間が経過する。

6月に入って、順調だった仮骨量が減少して

良くない状態で回復が停滞しているらしい。

主治医は「今、転倒したらヤバいよ」などとは仰らないが

「無理しないでください」に続いて

「行動範囲を限定して」という言葉が続きそうなニュアンス。

しかたがない。

勉強会やボランティア参加は、もう少し回復してからにしよう。

 

しばらく、我慢の日々が続くのか~と、考えていたら

今朝、テレビから林先生の日本語検定のお話しが聞こえてきた。

我慢の語源について・・・

 

我慢は仏教語の七慢のひとつ。

「慢」は、思い上がりの心をいう。

自分に執着して、傲慢になる様は<うぬぼれ><おごり>として戒められた。

江戸時代頃から、転じて、<人に弱みを見せまいと耐え忍ぶ姿>となったとか。

 

そこで、「私の我慢の日々」を吟味した。

本来あるべき状態=すぐに治癒する状態が 得られないから

こんなはずがない、なんで思い通りにならないのかと 

耐え忍ぶことになる。

しかし、よくよく考えてみたら 私は決して若くない。

大学生の頃、足首の関節を砕いて固定した手術の時だって

入院は3ヵ月の予定だったのに、半年以上かかってしまい、

その結果、留年した。

直ぐに丈夫な骨に治癒するという前提は、私のおごりである。

前提を設定しなおすと

本来あるべき状態=治癒できるにこしたことはない状態となり

「私の我慢の日々」は、「私の普通の日々」となり

我慢しなくても良いのである。

 


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変るのは、私

2019年07月03日 | Weblog

 

ゆすらの実

 

雨が続いています。

過日 母は 庭に出て 山桜桃(ゆすら)の実を

ボールに収穫して戻ってきました。

「食べるんやったら、持ってお帰り」

この数年間を振り返っても、本当に久しぶりの行動です。

 

洗濯したり、花を植えたり、茄子のみそ炒めを作ったり、

訪問介護ヘルパーさんの記録にも 

「調子がよい」という記述が多く安心していましたが

本日は、デイサービスから体調不良の電話がありました。

要見守りです。

 

家にある野菜を少量づつと

マグロのにぎり寿司を買って、実家を訪問すると

母は、キッチンでテレビを観ていました。

「寝てなくていいの?」

「朝はしんどかった、休むと電話しょうかとおもたら

 車でお迎えが来たので、デイで1日中寝よったんよ」

「ここで一人で寝てるより、看護師さんがおるけん安心じゃ」

「ほうじゃね」

 

リハビリも、お風呂も利用せず、寝ていたそうです。

いつもは食事を残さない母が

「お昼は2割程度しか召し上がらず・・」とヘルパーさんが心配しておられた。

 こういう時に、娘まで心配そうな顔をしては いかん。

「お腹減っとる?」と尋ねると

「うん。少し食べようか」というので

簡単な料理を作って、二人で食べた。

残さず食べたので、ひとまず安堵。

 

昨日も、一昨日も、その前も、お弁当がそのまま残っており

食事は チョコレートで済ませたという。

水分もそんなに取らなかったようで、

遭難中か!と、ツッコミを入れたくなるところですが

ああしろ、こうしろと 娘が口先で厳しく注意したからと言って、

母の行動が変わるはずもなく

一緒に飲食すべく、マメに実家に帰るほかあるまい。

 

私の命令で、他者を変える事はできない。

しかし、私の刺激で、本人が自ら変わる可能性は高い。

変るのは、私である。


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