笑顔浴

優しい時間

えこひいき

2014年05月29日 | Weblog

 

 農家の育てた元気な野菜を買っています。

先日、小松菜の中にモンシロチョウの幼虫がいました。

捨てるわけにもいかず、同居を始めました。

いずれ、ベランダから飛び立つことでしょう。

よく、食べる子で、ウンコをいっぱい出しました。

毎日、新鮮な葉っぱをあげました。

 

ある日、せわしなく歩き回り

その後、じっと動かなくなりました。

いよいよ、さなぎに~とわくわく待ちました。

 

変化のない幼虫の身体から、

別の幼虫がでてきて繭をつくりました。

ネットで調べると、畑に居る頃、他の虫のお母さんが

この子の体内に卵を産み付けていたようです。

 

しばらくして、死にました。

他の虫の子供たちは生まれましたが

私は、喜ぶことができませんでした。

 

同じように生命を授かったのに

たかだか数日、お世話した命の方が尊く感じました。

生物界の手順に従っただけなのに

ひどいことをする!と感じたのは、私の勝手なえこひいきです。

 

こんな私ですから

まだ逢ったことのない人に、知人が傷つけられたら

問答無用で、腹をたてることでしょう。

憎しみを産むエネルギーが、愛着だとわかっていても

自分の感情を整えることは困難です。

 

急に話が大きくなって恥ずかしいのですが

かつてないほど、欧州でも アジアでも 中東でも

今、世界のあちこちで、市民が争っていて 驚いているのです。

解説員のお話を聞いても、実はよく理解できません。

私が、そこに居たら、どんな行動を取るかも想像してみました。

 

多分、他国のことより、もっと身近に考えるべきことが 迫っている気がします。

歴史を振り返れば、似たようなことが繰り返されているし・・

小心な市民としては、多少の我慢はやぶさかでないので

傷つく人が少なくて済むように、折り合える道を切に願います。

 

 


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