笑顔浴

優しい時間

開く力

2013年08月22日 | Weblog

「アラビアンナイト」の「アリババと 40 人の盗賊」で使用される

洞窟の扉を開く呪文は、日本語訳では「ひらけ ゴマ」

子供の頃に、扉の前に来ると呪文を唱え

(きっと誰かが開けてくれてた)無邪気に喜びました。

不思議と思い通りになるのは、嬉しいことです。

 


アラビア語で唱えるなら「イフタフ、ヤー、シムシム」。

イフタフ=開け シムシム=ゴマ  ヤー=呼びかけの言葉 

アラブ地方の「ゴマ」は油を搾るための貴重な農作物だったそうで

そのゴマのさやが早く開いて収穫したい。

という願いを込めて「ひらけゴマ!」になったという説が有力候補だとか。

洞窟の岩の扉や、ゴマの鞘を 

「よっしゃ、まかせとき」と開く存在がきっといらっしゃって

畏敬の念で願うわけです。

 

 

自分ではどうしようもない願いが叶うと、嬉しい。

誰かのお手伝いをする時は、

姿を隠して行いなさいと、大人に言われて育ちました。

そう考えると、

私も今まさに、たくさんの姿の見えない人々に支えられています

その、見えない存在に気付いて感謝していると、気持ちが温かくなってきます。

 

どんずまりの人生の進路も、

声を発していれば

おのずと開くような気がしてきませんか。

 

 

 

 



 


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