交流分析では、過去と他人は変えることができないから、
自分が変わって、今日から始まる将来を変えようと考える。
この過去は、過去に私が行為した他者とのやりとりのことだと思う。
昨日は、楡木先生の講義で
過去に執着している人の「過去」を変える方法を学んだ。
この過去は、どこで生まれ、誰が両親で、誰が兄弟姉妹か
学歴・職歴・病歴・犯罪歴の記録を変えようとするものではない。
どんな人生だと自分が感じているかの印象が変わるのだ。
出来事をつなぐと一つの物語ができる。
不幸だと感じる出来事をつなげば不幸な人生となり
不幸の後に訪れた幸福ばかりを選ぶと幸福な人生になり
バランスよくどちらも半々に選ぶと充実した人生になる
色や形の違うビーズの入ったお皿から
赤いビーズを拾い上げると、赤い首飾りができ
青いビーズを拾えば、青い首飾りができるのと同じ感じ。
人生には、いろんな出来事が起こっており
既存のビーズの種類よりも、ずっと多様多彩なはずなのだけど
特定の出来事だけが気になる
他の出来事を忘れてる、、或いは、気付かない場合には
単調な色調にならざるをえない。
温かく静かな光で、ゆっくりさがしてゆくと
思いがけないものを発見できるかもしれない。
まとまった時間をつくって、
ゆっくり自分の人生を語ってみようと
意欲的に思っている。