笑顔浴

優しい時間

お預かり中

2010年06月08日 | Weblog
重度身体障害者で車椅子を自分で動かせないKさんの家族だった柴犬の凜は
彼女の心療内科の主治医が認めた心理カウンセラーでした。
Kさんの人生を私は出逢ってから30年見つめています。

ヘルパーの支援で一人暮らしをしていますが
「犬の世話はヘルプ業務ではない」ことをめぐり
昨年の秋から圧力がかかりました。
犬走りや家の改造をしてヘルパーに手がかからないようにしたり、
犬の苦手なヘルパーが来る日は、犬のホテルを利用するなど、
暮らしのお金を節約して、精一杯対策を実行してきましたが
とうとう手放さざるを得なくなりました。

里親募集中の凜を6月5日から2週間
実家の母が預かってくれることになりました。
空いた車のスペースに小さな犬小屋をおきました。

凜は庭に来た「すずめ」や「山鳩」を吠えるでもなく
珍しそうにじっと見ています。
ハリーがスヤスヤ寝ている横をヒョコヒョコ通って
ドックフードの食べ残しを一粒づつ頂戴して行くのです。

凜を預かったのをチャンスに
母とハリーと私の将来の生活について
たくさんの選択肢を話し合いました。
たとえば・・・
母が入院したケースのハリーと私の暮らしについて
母が死亡したケースのハリーと私の暮らしについて
私が入院したケースの母とハリーと伯母の老後について
私が死亡したケースの母とハリーと伯母の老後について


一番関心が強い問題なのに
ちゃんと話し合うチャンスが少ないのはもったいないことです。
「死」についても普通の会話ができる母娘でありたいと思っています。
















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