![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/4a/61d36556ec1958e0a13606a58f0c769b.jpg)
写真は、以前購入したリーガーのプロファイルドケーンから作った10本の中の1本。
他の9本があまり上手く仕上がらなかったので最後の1本はプッペのままで残してあった。そのときはメーキングマシンを使ったが、この1本はメーキングを使わずに仕上げてみた。材料が柔らかめなので、現在調整してあるメーキングマシンでは削りすぎてしまうのかもしれない、と思ったからだ。サイズも27㎜と普段より1㎜長くしてみた。とりあえずクローするところまで削ったので、あとで試奏してみよう。
ところで、作りたてのリードは変化が激しい。プッペからクローするところまで一気に削るのだが、そこで踏みとどまって最後の調整は残しておく。最初のころはほとんど仕上げといってよい状態まで削っていたのだが、あとの調整が大変になるのでなんとか今は我慢している。
一応仕上げたリードも、短い時間の中でもそれぞれの変化に違いがある。
1、吹き始めはよくクローし、楽器に付けても鳴るのだが、段々とクローが止まり吹きにくくなっていくもの。
2、吹き始めはあまりクローしなく、楽器に付けて吹いているうちに、クローが出てきてよく鳴るもの。
3、最初から最後までよくクローし、よく鳴るもの。
4、厚すぎるわけでもないのにクローが少なく、吹いていてもクローしてこないもの。
3のリードが理想なのだが、そういったものはなかなかできない。4は完全に削り過ぎで修正不可能でボツ。1も2もおそらくどこかバランスが悪いのだろうが、たいていの場合、1はまだ少し厚め、2は少し削りすぎ、ではなかろうかと推測している。
1のリードはあるポイントを削っていくと鳴ってくることもあるが、それが固めの材料だと修正が困難で大抵はボツになる。2のリードは、クローだけで判断できないので少し我慢して吹くことが必要。あと、十分に水に浸す方がよい感じがする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます