![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/50/d01d0f816bd6f7ffe37f45210551d912.jpg)
写真は私のリードで、線で区分けしているところは今のところ目安にしている削る箇所。
大雑把に縦のラインと横のラインを引いてみた。先端0.5㎜は一番薄く削る箇所。中心の線は背骨のように残すところ。というより左右の面を曲面ではなく平面になるように削るので、自然と左右を分ける中心が山の峯のようになる。
削る順番としては、まず①の箇所を左右とも平面になるように削り、続いて②の箇所を①に合わせて平面にする。次に、Aの部分を左右とも薄くなるように削っていく。するとCの部分とかなり段差ができるので、その段差が自然なスロープになるようにBの箇所を削る。それから③の箇所を削り、最後に先端を薄くしていく。この段階で一番先端は0.2㎜にしてしまう。
ここまで削るとリードが振動してくるので、後はクローの音を聴いて様子をみながら少しずつ調整していく。厚めのプロファイルドケーンから頭の中に描いているリードの形を削り出すようなイメージで仕上げていくのだが、これがなかなか難しい。思ったようにできたことはほとんどない。私は田中先生のリードや中川先生のリードを参考にして作っているのだが、同じようにできたことは一度もない。
私なりに色々と試してみた結果、この削り方が今のところ一番成果が出ているので、しばらくはこの方法でやっていきたいと思っている。面白いことに、同じところを削るにしても削る順番が異なると違う形に仕上がるので、そのあたりも色々と試してみていこうと思う。それにしてもまだまだ分からないことがたくさんある。うーん、リードって奥深い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます