だから僕はひとりで旅に出る

人間は汚い。人間は醜い。人間が怖い。だから僕はいい人に会いたくて旅に出る。オープンウォータースイマーの練習と大会の記録

お別れ

2013年07月09日 14時48分54秒 | 屋久島オープンウォーター 

フラフラになって下山後、初日に行った海の温泉へ。

途中あまりの空腹でランチのお店を探すが、鹿肉のお店はやっていなかったりで迷走してある洋食店へ。ここのチキンカツは美味かった。

温泉では地元のおじぃがひたすら股間を洗い熱中症の話をしてくるが疲労でそれどころではない。しかもそのおじぃ会話のキャッチボールが全く出来ず、自分の話したいことだけをひたすら話す。マンサクさんは根気よく聞き、話し、奇跡的に会話が繋がったり散らばったり。(笑) さすが社外の交流がメインの仕事である会社役員!

地元のおばぁに滝の話を聞いたが30分かかるようではもう行けない。途中でおみやげ物屋に寄り道して空港へ。

いよいよお別れですね。今度は湘南でお会いしましょう。敵わぬまでも全力で挑ませていただきます。

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屋久島の梅雨を明けさせてマンサクさんが帰っていった。残りの2日間完全な晴天でした。このあと何をするか途方に暮れ、とにかく今日のお宿へ。

夕食後、再び湯泊まり温泉へ。こりゃ真の暗闇だ!まさに満天の星空!!湯面に星明かりが映る程の静寂の暗闇。

人生は素晴らしい。


縄文杉

2013年07月09日 14時32分21秒 | 屋久島オープンウォーター 

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ここまでの道中、かなりの大木はあったが縄文杉は明らかに格が違う。屋久杉は大きくなればなるほど生命の危機が高まるそうだ。台風などの強風、雷による倒壊、焼失など。その中でここまでの大きさに成長し、今もなお生き続けている無二の存在!!

選手もそうだなぁ。ピークを過ぎた選手達が競技に参加出来るマスターズやオープンウォーターとはいえ、続けることはとても難しい。ある者は老化に、ある者は仕事に・生活に、そして怪我・病気に。また勝負に打ち負かされて心が折れる者もいるだろう。いつまで出来るかなぁ。

 

P1010406_2あのお二人は80歳になっても「わしゃまだ強ぉなるんじゃ!」と言いながら100m×100とかしてそうだし、自分の孫より年下の中学生とゴール前でデットヒートしてそうだ。(笑)

帰り道はもう修行でもなかった。苦行だ。2つ目の痛み止めも使い切りもうフルマラソンのラストだ。

途中で屋久鹿の動画を撮ったり三脚で自分撮りしたりして休み休みなんとか下山。

マンサクさん、貴重な滞在時間を無駄にしてしまい申し訳ありません。でも、あれより速くは無理です・・・。


縄文杉に会いに行く

2013年07月09日 06時16分02秒 | 屋久島オープンウォーター 

レース翌日、朝5時に宿を出て縄文杉を見に行くというムチャをした。

昨日のレースで半病人だったが今回はそれに備えて痛み止めも用意していた。(笑)しかし予定では月曜日に登山の予定だった。しかしマンサクさんの日程なら今日しかない!!どうせなら2人で行く方が良いがこれはきつそうだ。

本当なら王道の荒川登山道からエントリーだが、朝起きる自信がないので白川雲水峡から峠を越えるルートにしてもらった。宿のご主人に私たち専用の行程表を作成して頂くとマンサクさんの帰りの飛行機6時に間に合わない。(笑)

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なんとか早く帰ってこられるだろうと出発。早朝にも関わらずお見送りをしていただいた。今までいろいろな旅をしてわかったことは一人客の部屋があるビジネスホテルを除き、いわゆる旅館や民宿にとって一人客はオイシくない。特に休日前は。キャパ一杯まで人を入れられる4人客などが良いだろう。しかし、そこは客商売。露骨に嫌な顔をされることはほとんど無いが、チェックインの時など顔や仕草から負のイメージが伝わってくる。いなか浜ではこれが全くなかった。本当におもてなしされた感じだ。ありがとうございました。

P1010392_2P1010391_2お弁当を受け取り6時に登山開始。マンサクさんの後について登っていくが、とんでもない速さで峠を越えていく。この人絶対観光じゃない!トレーニングだ!行程表の半分くらいの時間でトロッコ道まで来た。またトロッコ道でも速い。競歩の選手の様にぐんぐん進んでいく。最後は走り出すんじゃないかという勢いだ。(笑)もう私の事はほっといて先に行って下さい・・・。と、普段のレースと同じ様な感じになって別れた。

P1010395Nec_0027屋久島の森はすごいなぁ。ここ以外ならどこにあっても名物になりそうな大木がいくらでもある。最初は写真も撮っていたがだんだんどうでも良くなってきた。ほとんど日影で涼しい。森全体が苔に覆われていて、そこにいるだけで癒されるかんじだ。

P1010393P1010400と言ってもゆっくり行ってマンサクさんをお待たせするのは申し訳ないので急いでいく。トロッコ道からいよいよ本格的な山道に入ったがその頃には痛み止めが切れて一歩毎に全身が痛い・・・。スゲー急な道・階段が続く。く・苦しい・・・。もうトレーニングでもなく修行になった。(笑)

9時過ぎ頃、マンサクさんをかなりお待たせしてようやく縄文杉に到着。到着した悦びより帰りの恐怖の方が大きい・・・。