ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

ランニング

2011年08月12日 13時22分00秒 | 雑記
北極圏の徒歩旅行を終えて、はや一か月が過ぎた。先月の下旬に帰国してからというもの、連日のように友人、知人を飲み歩く日々を過ごしてきた結果、わたしの体は早くも北極圏旅行前よりもだぶつき始めた。このままでは取り返しのつかないことになる、と思い、先週あたりから時間のある時を見計らって、ランニングを始めたのだが、翌日からひどい筋肉痛になった。

北極圏で103日間ものきつい日々を過ごし、その結果、足腰は従来にはないほど鍛錬されていたはずなのに、10キロ走っただけで、翌日から階段を上り下りするのも苦痛になった。まったく、あの北極圏徒歩旅行は幻だったのか、と思ってしまいたくなる。一か月もたつと、はるか昔の出来事になりさがり、体ももはや記憶を失ってしまったらしい。

話は変わるが、「雪男は向こうからやって来た」が26日に発売されます。アマゾンで予約受付中。

雪男は向こうからやって来た
クリエーター情報なし
集英社


カバーは「空白の五マイル」に引き続き、鈴木成一さんが担当してくださった。ジャケットに騙されて買う人が続出することを期待している。





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