ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

週刊ブックレビュー

2011年07月31日 17時05分24秒 | 雑記
NHKBSプレミアムの番組「週刊ブックレビュー」に出演することになった。収録は8月21日で、放送は27日なのだが、番組のホームページをのぞいてみると、この日はわたしのほかに三人のゲストが登場し、おすすめの本を紹介するようだ。

その三人というのが、谷口けいさんと廣川まさきさんと下川裕治さん。谷口さんと廣川さんはしんこうえんじの会などで顔見知りだし、下川さんは面識はないが、紹介する本が高野さんの「イスラム飲酒紀行」で、まあ、おんなじようなもんだ。なんでこんな同業他社みたいなメンバーなんだ、と思ったら、どうやら旅、冒険特集ということらしい。なっという狭い世界であろうか。

週刊ブックレビューのサイトを見ていて、もう一つ発見があった。4月に俳優の山本太郎さんが私の「空白の五マイル」を紹介してくれていたらしいのだが、同じ日にフリーライターの永江朗さんが「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」を紹介していた。

購読者が共通している理由がこれで判明。読者は敏感にも、あの深い小説と私の本の間に共通したテーマを読み取っているのか、とひそかに喜んでいたのだが、全然ちがったようだ。残念。

そういえば、昨日、台所のシンクの下の扉を開けたら、北極圏に出発する前に買い込んでいた「永谷園煮込みラーメンコクうま鶏塩ちゃんこ風」を発見。冷房をガンガンにかけて、汗をだらだら垂らしながら、一気に食べた。至福だった。


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