全国高等学校観光選手権大会!!

夏休みに入って１週間、
チームフローラフォトニクスの２年生が土肥実験室に集まりました。
そしてそれぞれ何やら整理しています。
いったい何をしているのでしょう！
実は近々、大きな大会に出場することになったのです。
その名は高校生観光選手権。
昨年まで観光プランコンテストと呼ばれていた大きな大会です。
チームは植物研究の合間に、頭の体操としてよくビジネスプランを考えます。
観光プランもそんなノリで考案したものです。
ご存知の方もいるかと思いますが、
昨年チームは「戸の里を巡るミステリーツアー」というプランを提案し
文部科学大臣賞を受賞しました。
今回は彼らの後輩である2年生。
青森県にはいろいろ面白い観光資源があるので
それを活かせるように考えたものです。
決勝大会は8月下旬、なんと神戸で行われます。
現在、取材してきた資料の整理中。
来月になったら練習が始まるのでそれに供える2年生です。

BIO ENGINE TYPE3

さてチームが今年、密かに改良を加えているバイオエンジン。
温室での実験でも分析するたびにその効果があらわれてきました。
そこで地元の中学校の設置依頼もあったことから
いよいよ中学校の池を借りて実地試験を行うことになりました！
その名も水質浄化システム「バイオエンジンTYPE3」。
この春卒業し、地元の国立大学に進学したTYPE2を誕生させた
チームの先輩は、昨年の秋のプロジェクト発表会で
すでにTYPE3の誕生を予言していました。
チームの後輩たちはその先輩の意思をついで
現在、TYPE3開発に取り組んでいるのです。
詳しい性能を調査するにはもう少し時間がかかりそうですが手応えも上々。
きっときれいな花と池を生徒たちに提供してくれるはずです。

暑熱馴化とは？

暑熱順化（しょねつじゅんか）とは、
暑さに体が適応した状態のこと。
かつては梅雨の時期に暑さに慣らされていたので
そう簡単に熱中症になることはありませんでした。
しかし最近は梅雨でも冷房を使うことが多いため
体が暑さに慣れない状態で夏を迎えてしまい
体調不良を訴える人が増えているいいます！
暑熱順化されたかどうかを確認する方法のひとつが汗。
汗をかくのが早くなり、またかく汗も
塩分の少ないサラサラとなるとのこと。
今年は猛暑になるといいながら、
まだ本格的な暑さはきていません。
7月中旬の体育祭では雨が降り寒いぐらいでした。
運動部で頑張っている人はともかく
まだ順化できていないも多いと思われます。
さてチームの2年生は全員8月2〜3日は東京で活動します。
西日本ほどは暑くないというものの30℃越えは間違いないでしょう。
7月下旬になって南部町もやっと暑くなってきました。
今のうちに暑熱順化したいものです。

環境システム科の知名度は？

今週の金曜日は名農の体験入学。
地元はもちろん、八戸市からもたくさんの中学生が集まります。
中学生が楽しみにしているのが体験授業。
時間は１コマ30分程度ですが、
どの生徒さんも２コマの授業を受けることができます！
今年はどんな実習を準備しているのか楽しみです。
また保護者の方々もたくさん来校されます。
名農の広い農場や最新の温室などをぜひご覧ください。
環境システム科が新設されてからもう4年が経ちます。
しかし昔からある野菜と食品加工を学ぶ生物生産科や
果樹と草花を学ぶ園芸科学科に比べて
まだ知名度が高いとはいえません。
環境システム科は植物工場のような施設園芸に
工業系の電気や配管などの技術を加えた学科。
生徒たちが自由に最新式の水耕栽培装置を操作して
野菜を栽培し、販売までする「起業チャレンジ」は
全国でも類を見ない名農ならではの農工商融合した科目です。
そんな環境システム科の温室なども見学できるのでどうぞお楽しみに。

南部町にも夏雲

まだ梅雨明していない南部町。
しかしこのように時々夏の雲が姿をあらわすようになりました！
これはご存知、積乱雲。
入道雲とも呼ばれる鉛直方向に著しく発達した雲です。
雲の高さは10kmを超えることもあり、
時には成層圏まで達するといいますから驚きです。
形は搭状、カリフラワー状、ドーム状などがあるといいますが
この雲はすべて当てはまるような気がします。
しかし積乱雲は、落雷、突風、短時間の強い雨やひょうを伴います。
強い上昇気流、下降気流により竜巻やダウンバーストなど
激しい気象現象をもらたらすスーパーセル（巨大積乱雲）もこの雲です。
ところが、このところ雨が降っていません。
植物はぐったりとしており、きっと雨がほしいと思っているに違いありません。
運良く天気予報では今日から週末にかけて小雨模様。
体験入学での雨はちょっと困りますが
植物にとっては天の恵み。
ちょっと期待できるかもしれません。