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レベルシンク

2008年08月26日 21時38分54秒 | FF11
久しぶりに大型の台風がやってきた感じだ。実際にはどう機能するか予断を許さないが。

レベル差を気にせずパーティプレイが楽しめる!新仕様「レベルシンク」 (2008/08/25)

これまでレベル上げパーティの組みにくさという問題は指摘され続けてきた。それはFFXIのサービス開始当初からだ。特に効率が求められる風潮が強まり、レベル差が重要視されてからは本当に組みにくくなった。
サービス開始から6年以上経ってようやく抜本的な対策が採られることとなった。業者問題がある程度改善(というか業者の手段がFFXI内部からパス抜きなど外部へと移ってきたため)されたことにより、踏み切れたというのもあるだろう。
ただこのシステムが果たしてどれだけの効果をもたらすかは未知数だ。まだ全貌が明らかにはなっていないが、評価する点と問題点を見てみよう。

最大の評価する部分は、装備品がレベル制限下でも使えるようになることだ。プロマシアミッションなどレベル制限付きのエリアやダンジョンの面倒くささがこれで大きく改善されることになる。該当レベルの高性能品が、レベルダウンした高レベルの高性能品よりも価値があるという調整をアナウンス通りに行えば、装備品の差別化としても悪くは無い。
これまでレベル制限下に行く必要があるときに備えて、いくつかのアイテムを倉庫に保存しておいたがそれらも必要なくなりそうだ。その意味ではしばらくはそうした品の流出で価格が下落することが予想されるが、レベル上げ用に関してはそれぞれのレベルで必要な装備を入手するわけだからたいして変わらないだろう。

経験値はレベルシンクによって下げても当該レベルに応じて100%入るという。メリポPTがレベルシンクを使うという可能性もなくはないが、現実にはメリポの狩場で普通に戦う方が効率的だろう。例えば、レベル75を5人と73一人という形で、73にレベルシンクをかけることで取得経験値を増やすという手も思い浮かぶが、装備品が制限を受けることで狩るペースが落ち、格段に経験地が増えるということはなさそうだ(ヘイスト装備が制限下で無効となると痛そうだ)。

レベルシンクで指定できるレベルが、メンバー内の誰かのものという点はなかなか面白い。これにより、一ヶ所でずっとやっていればいいなんてことにはならない。そのメンバー(或いは一番レベルの低いメンバー)のレベルが上がれば狩場を変える必要は出てくるだろう。ある程度人気の狩場が込みやすくなるという可能性もあるが、逆に空いていそうな狩場を選べるということもあるかもしれない(最も低いレベルのPCと近いレベルのプレイヤーがいなければならないが)。
そう考えると、これからは一番低いレベルのプレイヤーがPTの基準となるかもしれない。これまでは最も高いレベルが基準だった(獲得できる経験値の基準がそこにあった)。

ただこのシステムを知って最初に感じたことは、野良パーティが組みにくくなるのではないかということだった。仲間内でパーティが組みやすくなるのは間違いない。それはいいことだ。だが、その分、野良に人がいなくなる可能性も出てくる。また、人がいても、問題は残る。
レベルシンクによって武器などのスキルが上がるかどうか現段階では不明だが、上がらないのであればレベルシンクをしたくないと思うプレイヤーも出てくるだろう。レベルを下げることでアビリティが使えなくなったりすることを面白くないと思う人もいるだろう。後衛だとマクロなども変える必要があるかもしれない。レベル帯によって稼ぎやすい狩場があったりなかったりもする。野良でリーダーをする場合の負担は増えそうな感じがするがどうだろう。

それでもレベル上げに大きな刺激を与えることは間違いない。レベル上げをしたいというプレイヤーが増えるかどうかは疑問の余地が残るが。複数のジョブを上げるメリットよりもデメリットがどうしても目立つゲームだからだ。
FFXIは良くも悪くもレアアイテム集めが目的のゲームとなってしまっている。それ以外に満足感を得られる仕掛けが少ないためだ。レアアイテムを得るためのコンテンツに参加するには複数のジョブがないと厳しい。複数のジョブを揃えるとそれに必要なレアアイテムが増える。

先に述べたように、野良がますます減るシステムのように思える点も気がかりだ。確かに身内で遊びやすくなるのはいいことだ。でも、野良には野良の良さがある。それを無くしてしまったらと思うと「レベルシンク」導入後のヴァナがどう変わってしまうのか心配でもある。


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