奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

『セイントオクトーバー』第15話

2007年04月15日 19時50分46秒 | アニメ・コミック・ゲーム
あいかわらず、細かな部分まで計算され尽くしたバカアニメ(笑)。

今回はリバース社はお休み。赤ロリの三咲をメインに据えた回となった。登場時に見せた過去の記憶。それが前世の記憶と明かされた。実は公式サイトの人物紹介では当時から前世の記憶と書かれていたが、作品内で語られるのは今回が初。しかし、そんな大切なシーンをあんな風に落ちに使っていいのか?(爆)

久しぶりに探偵事務所でお茶。お約束のヨシュアのケーキが今回のネタに繋がった。功士朗も久々にいい味を出している。
そして、今回のゲストキャラは「死神(はーと)」。なかなかユニークなキャラだ。最後のお茶会にもしっかり参加してるし、これからも出番があるのかな。

かわいい顔した腹黒キャラ(?)ユアンくんもその発言がどこまでホントか分からない感じで、狙ってるなぁと思わせる。絶対、「慈愛」じゃねエじゃん!って感じ。

三咲もなかなかキャラが固まらなかった感じがしていたが、変に色付けされずに面白いキャラになったものだ。二人の危機に必ず現れる野性味溢れる彼女が、このアニメのバトルシーンを一新させた。イモリ(?)の黒焼きを主食とし、食い意地の張ったところも彼女の個性だ。今回見せた一途さも結構彼女に合っていて良かった。まあヨシュアのケーキの前にその一途さも吹っ飛んじゃったけれど。


「セイント・ビースト」「Darker than BLACK」「かみちゃまかりん」「風のスティグマ」

2007年04月15日 11時01分42秒 | 2007春アニメ
○セイント・ビースト~光陰叙事詩天使譚[第二話]

第1話での振りが興味深くて楽しみにしていたが、残念ながら平凡な落ちでがっかり。天使(♂)たちの交流や心の葛藤はあまり興味を持てないだけに、設定面でぐいぐいと引っ張って欲しかったがそれは期待外れに終わった。
面白ければBL系でも平気だが、見たいと思わせるレベルには達していない。そんなに悪い作品ではないが、もう少し何かが欲しいと思ったがそれは欲張りすぎか。作り手が見せたいと思っている相手にはこれで十分なのだろうから。
20点。


○Darker than BLACK―黒の契約者―[第二話]

饒舌すぎるという印象は落ちを見て納得できた。決して悪い作品ではない。演出もきちんとしている。だが、問題はキャラの顔が見えない点だ。
何を求め、何に従い、生きているのか。それが見えてこない。更に言えば、どう描きたいのかが見えない。話の軸となる部分が雲を掴むような状況では、何を楽しめばいいのか困ってしまう。
細部をどれだけ丁寧に描こうと根幹が無ければ物語として成り立たない。というか、枝の付け根に幹が無いという印象だ。これでは本末転倒。2話で一つの話という構成なので、これからどうなるかもう少し見定めてみたい。
25点。


○かみちゃまかりん[第二話]

キャラも描こうとしていることも悪くないのに、演出が全てをぶち壊している印象だ。
今時風な少女漫画のキャラクターに、分かりやすいテーマを与えて物語としている。十分に面白くなりそうなものを持っているが、それを生かせていない。
要は見せ方の問題。場面場面の構図も酷いし、テーマの描き方もセリフでしか表現できていない。大事なシーンを効果的に見せるために、逆算して積み上げていくのが演出だ。それが無ければ薄っぺらくなってしまい、面白さは消散する。原作は面白そうに見えるのに残念だ。
20点。


○風のスティグマ聖痕

精霊使いとか次期当主はハネッカエリ娘とか炎の聖剣とかありがちなネタのオンパレードだが、押さえるべきところをきっちり押さえているため、十分に楽しめるものとなっている。キャラや設定、筋立てに目新しさがなくても、要所がしっかり描かれているので次を見たくなる。
奇をてらった演出ではない。炎や風を操る表現はよくあるものだし。それでもキチンとした演出が作品をしっかりと引き立てている。
第1話を見た限りだが、よくまとまった印象を残す作品だ。
30点。


『グリムグリモア』のおもしろさ

2007年04月15日 08時02分36秒 | アニメ・コミック・ゲーム
シナリオは悪くない。キャラクターも悪くない。しかし、このゲームの面白さの要は戦闘だ。

例えば。
フリートライ06「グリモアのすすめ」というマップがある。(フリートライはシナリオとは関係なく、ただ戦闘のみのおまけのようなもの)
乏しいマナ供給状況で全ての魔法陣を破壊せよというマップだ。

1回目は完全に手探り。このゲームでは視界が限られているため、見えるごく一部の範囲以外は敵の様子をうかがい知れない。とりあえず最強の使い魔のひとつであるドラゴンを召喚して中央のクリスタル(マナが獲得できる)に侵攻した。しかし、敵の攻撃が苛烈で、更に敵にもドラゴンがいて、スタート地点と中央の二ヶ所を守り抜くことができずにRESTARTを選択した。

2回目はドラゴン対策に黒猫のグリマルキンを用意。攻撃力はほとんどない使い魔だが、スリープの魔法を使えるのでドラゴン相手には無くてはならない存在だ。戦法は1回目と同じ。ただドラゴン対策をしておいたことでなんとかクリアまで到達した。

クリアしたことで、敵の魔法陣の配置や敵の使い魔の種族、攻撃パターンなどを掴んだ。そこから攻略方法を考え、3回目をプレイした。始めから中央には出ずに真上へ攻め込みドラゴンを召喚される前に敵の魔法陣を叩く作戦だ。これが図に当たり、前回32分掛かったものが16分を切るタイムでクリアした。

攻略法がうまくいくと、今度はドラゴンを使わずにクリアを目指したくなる。タイムは落ちるだろうが、ドラゴンを封印してもクリアはできるだろう。どうやって攻略するか、それを考える楽しみがそこにある。

このゲームは1面ずつ独立したものとなっている。失敗してもやり直せばいい。話を追うだけならば難易度をSWEETにすればほぼ負けることはないはずだ。SRPGでユニットを育てることは楽しみである反面、それが重荷となることも少なくない。ただ戦術を楽しむのなら、こうしたそのマップ限りのシミュレーションは最適だ。
更にこのゲームはアクションゲームに似ている。最初からうまくはできない。失敗して、覚えることで上手くなる。

フリートライ05「精霊と幽霊のワルツ」は、20分以内に敵の魔法陣全てを破壊せよという勝利条件だ。
20分以内という制約がなければ、決して難しくはない。しかし、この制限時間が非常に厳しい。最初の2回くらいはまるっきり時間不足だった。そして、あと10秒あればという惜しい敗北を経験する。その後、また時間が全然足りない敗戦を何度か繰り返した。
ここで気分を入れ替えて、EASYに難易度を下げてプレイした。これは16分でクリアに成功。この経験を生かして再びNORMALに難易度を戻してプレイ。今度は19分34秒でなんとか時間内にクリアすることができた。

リアルタイムシミュレーションではあるが、アクション要素はそうあるわけではない。時計を止める方法はいくらでもあるから、落ち着いて考えられるし、操作ミスが致命傷になることも稀だ。でも、自分の考えがダイレクトに反映されるという点ではアクションゲーム的だ。
もちろん基本は戦術性だし、戦力の集中が最も効果的なゲームに仕上がっている。
敵を探り、戦術を立て、それを実行する。うまくいかなければノーリスクでやり直せるし、1つのマップをプレイするのに1時間も掛からない(やり直せばトータルで越えることもあるだろうが)。先にも述べたように、自分に制約を課してみたり、流麗に勝つことにこだわることもできる。

やればやるほど、知れば知るほど、この戦闘は奥深く、楽しみが詰まっている。


攻略情報(戦闘にのみ特化):グリムグリモアFan Site
過去記事:『グリムグリモア』攻略
『グリングリモア』クリア
『グリムグリモア』ファーストインプレッション