○瀬戸の花嫁
オープニングアニメに気合いが入っていて期待度アップ。第1話はその期待に応えるだけの内容だった。
いきなり溺れているシーンから始まるのは、同じガンガン系の「ながされて藍蘭島」と一緒。しかし、こちらは前半非常に丁寧に日常を描いて、後半一気に加速する構成で楽しめた。
非常に分かりやすいキャラ設定だが、スピード感やテンポが良くメリハリも利いていて、個々の演出より構成の巧みさが目立った。セリフが聞き取りづらい点があってその点は評価が下がるが、勢いで乗り切った印象だ。
このテンションを持続できるかどうかがこれからの注目。
45点。
○この青空に約束を―~ようこそつぐみ寮へ~
原作は18禁PCゲーム。で、正直な感想はイタいに尽きる。
キャラがいかにも過ぎる、演出がオーソドックスなどはまだしも、こうイタいセリフを連発されては呆けるしかない。まあキャラの造型が薄いがゆえに、言葉も薄っぺらくなるという面もあるが。
アドベンチャーゲームが元だからか、セリフやナレーションで語り過ぎるのもこの手のアニメに共通する欠点だろう。
見るべきものがない作品だ。
15点。
○風の少女エミリー
原作は「赤毛のアン」のモンゴメリ。余談になるが、「赤毛のアン」は子供の頃に見たときは面白さが全然分からなかったが、後に見たときにその作品性の高さに圧倒されたことがあった。
母を早くに亡くし父と暮らしていたエミリーが、11歳で最愛の父まで亡くして母の実家に引き取られるまでを描いた第1話。丁寧な作りはさすがNHKと言うべきだろう。
基本的な構図は「赤毛のアン」に近いが、これからの展開に興味をそそられる。エミリーのおでこが広すぎることと(笑)、自然の風景があまり美しく見えないことが欠点だ。
名作ものという枠の中でどんな独自性が出せるか気になるところだ。
30点。
○精霊の守り人
既にBS2の特番での先行放送で見ていたが、改めて観賞。
「攻殻機動隊」TV版の制作スタッフということで、作画は優秀。細かな仕草にも演出意図がはっきり伝わる点も見事。キャラも悪くはないが、これはもう少し見て判断したい。
全体的に良く出来ているのは確かだが、インパクトに欠けるのも事実。優等生的で、「攻殻」にあったいかがわしさは消失している。それに代わる何かがあればいいのだが、第1話では見えてこなかった。
このままスマートに描いていくと小さくまとまってしまいかねず、それがとても気がかりだ。
40点。
○BLUE DRAGON
困った。激しくツマらない。
原作はXBOX360期待のRPGで坂口博信・鳥山明コンビの注目作だ。鳥山の絵が動くという意味ではファン待望の作品だろうが、第1話を見た限りそれ以外に見所が無かったというのが正直な感想だ。
RPGの導入部はどうしても同じようなパターンになるのは仕方ないが、それをなんのひねりもなくアニメでも繰り返しては興味の持ちようがない。「ドラゴンボール」のように肉体的強さがメインの作品ならその世界観のいい加減さも気にならないが、ファンタジー色が強まるとそれは足を引っ張ることになる。
主人公も悪ガキと言えば聞こえがいいが、礼儀知らずで傲慢な感じが強く、共感できるような面が全く見えてこない。そもそも村が襲われてるのに、助けに行くよりも助けを求めることを優先する点に強い違和感を覚えた。
演出などにも特筆すべき点が無かった。期待していた作品だけにとても落胆している。もう1回くらいは見たいと思うが、よほどのことがない限り見続けることはないだろう。
15点。
○地球へ…
竹宮恵子の名作コミックが原作だが、残念ながら未読。また、1980年に劇場版が出来ているがそれも見ていない。
なぜ今「地球へ…」なのかはとても不思議だが、第1話を見た限りそんなに古さを感じずに楽しめた。超能力の描き方が時代をちょっと感じてしまったが。
キャラなどはまだ評価する段階ではないが、丁寧な演出は好感が持てる。今、作品化する意味を描き出せるかどうかが注目だ。
30点。
オープニングアニメに気合いが入っていて期待度アップ。第1話はその期待に応えるだけの内容だった。
いきなり溺れているシーンから始まるのは、同じガンガン系の「ながされて藍蘭島」と一緒。しかし、こちらは前半非常に丁寧に日常を描いて、後半一気に加速する構成で楽しめた。
非常に分かりやすいキャラ設定だが、スピード感やテンポが良くメリハリも利いていて、個々の演出より構成の巧みさが目立った。セリフが聞き取りづらい点があってその点は評価が下がるが、勢いで乗り切った印象だ。
このテンションを持続できるかどうかがこれからの注目。
45点。
○この青空に約束を―~ようこそつぐみ寮へ~
原作は18禁PCゲーム。で、正直な感想はイタいに尽きる。
キャラがいかにも過ぎる、演出がオーソドックスなどはまだしも、こうイタいセリフを連発されては呆けるしかない。まあキャラの造型が薄いがゆえに、言葉も薄っぺらくなるという面もあるが。
アドベンチャーゲームが元だからか、セリフやナレーションで語り過ぎるのもこの手のアニメに共通する欠点だろう。
見るべきものがない作品だ。
15点。
○風の少女エミリー
原作は「赤毛のアン」のモンゴメリ。余談になるが、「赤毛のアン」は子供の頃に見たときは面白さが全然分からなかったが、後に見たときにその作品性の高さに圧倒されたことがあった。
母を早くに亡くし父と暮らしていたエミリーが、11歳で最愛の父まで亡くして母の実家に引き取られるまでを描いた第1話。丁寧な作りはさすがNHKと言うべきだろう。
基本的な構図は「赤毛のアン」に近いが、これからの展開に興味をそそられる。エミリーのおでこが広すぎることと(笑)、自然の風景があまり美しく見えないことが欠点だ。
名作ものという枠の中でどんな独自性が出せるか気になるところだ。
30点。
○精霊の守り人
既にBS2の特番での先行放送で見ていたが、改めて観賞。
「攻殻機動隊」TV版の制作スタッフということで、作画は優秀。細かな仕草にも演出意図がはっきり伝わる点も見事。キャラも悪くはないが、これはもう少し見て判断したい。
全体的に良く出来ているのは確かだが、インパクトに欠けるのも事実。優等生的で、「攻殻」にあったいかがわしさは消失している。それに代わる何かがあればいいのだが、第1話では見えてこなかった。
このままスマートに描いていくと小さくまとまってしまいかねず、それがとても気がかりだ。
40点。
○BLUE DRAGON
困った。激しくツマらない。
原作はXBOX360期待のRPGで坂口博信・鳥山明コンビの注目作だ。鳥山の絵が動くという意味ではファン待望の作品だろうが、第1話を見た限りそれ以外に見所が無かったというのが正直な感想だ。
RPGの導入部はどうしても同じようなパターンになるのは仕方ないが、それをなんのひねりもなくアニメでも繰り返しては興味の持ちようがない。「ドラゴンボール」のように肉体的強さがメインの作品ならその世界観のいい加減さも気にならないが、ファンタジー色が強まるとそれは足を引っ張ることになる。
主人公も悪ガキと言えば聞こえがいいが、礼儀知らずで傲慢な感じが強く、共感できるような面が全く見えてこない。そもそも村が襲われてるのに、助けに行くよりも助けを求めることを優先する点に強い違和感を覚えた。
演出などにも特筆すべき点が無かった。期待していた作品だけにとても落胆している。もう1回くらいは見たいと思うが、よほどのことがない限り見続けることはないだろう。
15点。
○地球へ…
竹宮恵子の名作コミックが原作だが、残念ながら未読。また、1980年に劇場版が出来ているがそれも見ていない。
なぜ今「地球へ…」なのかはとても不思議だが、第1話を見た限りそんなに古さを感じずに楽しめた。超能力の描き方が時代をちょっと感じてしまったが。
キャラなどはまだ評価する段階ではないが、丁寧な演出は好感が持てる。今、作品化する意味を描き出せるかどうかが注目だ。
30点。