奇想庵@goo

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Wikiについて

2007年04月19日 23時52分13秒 | デジタル・インターネット
ウィキペディアはわりとよく見ている。内容の正確性はともかく、ちょっと調べたりするときはグーグルの検索にwikiの文字を追加することが多い。また、ひとつの記事から別の記事にリンクをたどって見ていることもよくある。軽い読み物感覚で楽しめる。
私自身インターネットは利用者が相互に知恵や知識を共有していく場だと思っているので、ウィキは素晴らしい文化だと感じている。本当は利用するだけでなく、少しくらいは貢献できればいいなと思っているのだが、勉強不足というか単なる怠慢のために自分が書き込むことはこれまでなかった。

ウィキの登場は攻略サイトのあり方も変えてしまった感がある。これまで個人サイトでファンサイトと兼ねる形で行われていた攻略の有り様がウィキによるもの主体へと変化している。例えば、FFXIでは「eLeMeN」さんという個人サイトが情報量などからナンバーワンの座にあったが、最近はバージョンアップ後の更新速度ではWikiの方が速くなっている。協力者がいるとはいえ個人中心のサイトと、誰もが書き込めるサイトの差が出ている形だ。
以前、拡張ディスク「アトルガンの秘宝」導入時にまだ未知のエリアを踏破しに行ったことがある。バージョンアップで追加されたときもそうだが、まだ情報が出揃っていないコンテンツをプレイすると参加者の多くはそれぞれにネットで情報を集めたりしているものだ。このときはそれだけでなく、パーティメンバーの一人がその時に分かったことをWikiに書き込むと話していたので感心した。私も全く情報が出ていないアサルトの内容を「eLeMeN」さんの掲示板に書き込んだりはしているが。

しかし、情報の正確さに問題があるだけでなく、管理の難しさも思い知らされたことがあった。「FF11用語辞典++」はFFXIの膨大な用語や流行語、アイテム名などを登録したWikiで非常に読み応えがあった。ところが管理者が放置するようになると記事を巡っての様々な対立が激化し、最後にはほとんどの記事が削除されるという事態を招いた。モラルだけでは成り立たない難しさがそこにはあると思う。

「グリムグリモア」の攻略Wikiは3つも乱立した。そのうちどれかひとつに絞られるのだろう。まあ攻略が必要かどうか微妙な気もするが(って攻略サイトの管理人のセリフではないが)。ただWikiは便利な代物だけど、ファンサイトのようなコミュニティの形成には不向きな感じだし、ちょっともったいなさも感じてしまう。個人のファンサイトや攻略サイトにももうちょっと愛情を、なんて思ってしまうのは感傷かな。