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いずれの“都市”も約10万人規模、すり鉢状の巨大な人工地盤を何層にも積み重ねた構造が基本で、鉢の底が公共緑地、鉢の斜面部分が住居やオフィスなどになっているのだそうです。
私はこのような巨大構造物の計画を聞くたびに、環境問題の意識もさることながら、「地震をはじめとする災害対策はどうするのか?」、ライフラインとしての「電気をどのように供給するのだろうか?」、「水の供給は?」、「ゴミの処理、処分は?」と考えるのですが、建設関係の技術者は建物を作ることに熱心なあまり、このような構造物の中で人が仕事し、生活することを忘れてしまっているのではないでしょうか?
私の疑問に対する回答らしきものとしてこの記事では「エネルギーの供給施設として、今、最も効率がよい燃料電池を中心にゴミ焼却発電、下水熱利用ヒートポンプ、太陽光発電、風力発電、揚水発電を利用する。また、ビルの高さが1000メートルあることから、配管や通風筒にタービンを置いて動力を回収することも考えている」と書いてあります。
このような回答では同業の“専門家”を満足させることができるかも知れませんが、建設・建築分野の素人である私は到底満足できません。はたして、このようなエネルギー供給手段でこのように巨大な構造物を設計どおりに維持できると建設業界の専門家や技術者は本当に考えているのでしょうか?
私の答えはNOです。これらの高層建築を夢見る設計者の技術者としての見識を疑わざるをえません。このような巨大構造物の維持のためには、まさに原発や火力発電が必要となるのです。
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