酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

朝日新聞の「平身低頭」

2015-03-23 10:11:40 | メディア
 叩かれっぱなしの朝日新聞が、またまた頭を下げた。高飛車な取材姿勢を指摘されてのことだという。

 《朝日新聞社は22日、チュニジア博物館襲撃テロで負傷し現地で入院中の結城法子さんが寄せた手記で、同社記者と日本大使館員の取材をめぐるやりとりについて「ショックでした」と述べたことを受け、「重く受け止め、おわびします」とする石合力・国際報道部長の見解を出した。

 朝日新聞社によると、同社記者は事件翌日の19日午後、結城さんが入院中の病院を訪問。救急部門責任者の医師の了解を得た上で、病棟の警備担当者の先導で病室前に移動した。病室前にいた大使館関係者に、結城さんへの取材を認めるよう繰り返し求めた後、諦めて病棟を退出したという。

 このやりとりについて結城さんは手記で「怒鳴っている声が聞こえ、ショックでした」と指摘。石合部長は「記者には大声を出したつもりはありませんでした」とした上で「手記で記されていることを重く受け止め、結城さんにおわびします」と謝罪した》=共同=。

 朝日の記者がどの程度の「怒鳴り声」を上げたのかは不明だが、当事者がショックだというぐらいだから、穏やかな話しっぷりでなかったことは確かだろう。銃撃事件の被害者が収容されている病室の前で大きな声を上げること自体、問題がある。

 ただ、気になることもある。①現地のコーディネーターなる人物が、NHKと日本テレビのインタビューを受けるよう促し②日テレのものはそのまま映像を流すのは困ると思って断った③もうNHKには流れ名前も出ているからいいでしょうと言われてショックを受けた。結城三佐の手記にはこうある。この前段を受けて朝日の取材に関する記述がある。テレビ報道で痛めつけられたうえ、朝日の怒声を聞いてショックを受けた―という構成だ。

 大使館員のアドバイスがなかなか面白い。「朝日がインタビューしたいと言っているが受ける必要はない。あなたには断る権利がある」。コーディネーターと大使館員がどうつながっているかは知らないが、日テレとNHKのインタビューは受けさせ、朝日は断る。官邸の風向きを読み取った鮮やかな?!対応ということにしておこう(w)。

 それにしても朝日、である。取材対象者に不快な思いをさせたのなら直接詫びればいい。それでは済まずに大々的な謝罪となった。このところの弱気ぶりを示す「事件」といえよう。

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