酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

女子ジャンプが男子を超える日

2012-03-04 06:27:26 | Weblog
 スキージャンプの女子w杯で15歳の高梨沙羅が初優勝を飾った。地元日本での開催、2本目キャンセルなどラッキーな面もあったが、見事の一言だ。おめでとう。

 ≪スキージャンプ・ワールドカップ(W杯)女子蔵王大会第10、11戦(3日・山形蔵王=HS100メートル、K点90メートル)――第11戦で、15歳のエース、高梨沙羅(北海道・上川中)がついに頂点に立った。

 1回目にジャンプ台記録に並ぶ102メートル50を飛んで1位となると、2回目の競技がキャンセルとなったため、そのまま勝利が決まり、男女を通じての最年少優勝。2位になったサラ・ヘンドリクソン(米)は、2戦を残して今季の総合優勝を決めた。先に行われた第10戦ではヘンドリクソンが7勝目を挙げ、高梨は2位。18歳の岩渕香里(長野・飯山高)と17歳の伊藤有希(北海道・下川商高)が、ともに自己最高の7、8位に入った≫=読売online=。

 高梨のジャンプはとにかく距離が出る。そのせいかランディングは「一足・尻もち型」になりやすいが…。昨年1月の大倉山で飛んだ141メートルは、男子でもめったに出ない飛距離だ。(バッケンレコードは金子祐介が2005年に記録した145メートル)

 その昔、といっても20年ほど前。ニッカネンやニエミネンら10代のジャンパーが大活躍したことがある。V字ジャンプの創生期である。ニエミネンが体側につけた左手をひらひらさせながら、どんどん飛んでいくのにあきれたものだ。その彼らも、ある時を境にさっぱり飛べなくなる。(素行など様々な要因があるが)。そのとき思ったのは、若いと体が柔らかく、下からの風圧を受け流すことができるのでは~ということだ。

 高梨やサラ・ヘンドリクソンのジャンプも体の柔らかさをフルに生かしているように思う。板と身長、体重のバランスも丁度いいのかもしれない。この分でいくと、近い将来女子の記録が男子を上回ることも考えられる。

 ジャンプは気象条件などに左右されるため、直接の比較が困難とはいえ、同じ台の同じゲートを使って女子に負けたとなれば、「事件」である。その日が楽しみだ。
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