酔眼独語 

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脳死移植の少年は自殺だった?

2011-04-21 05:55:34 | Weblog
 今日発売の週刊文春が「初の子ども脳死移植「少年」は事故死でなく自殺だった!?」という“スクープ”を掲載しているらしい。

 当地ではまだ店頭に出ていないので、詳しい内容は不明だが、いかにもありそうな話だ。過去にも自殺が疑われた脳死移植の例がある。脳死ネットや厚生労働省は、これらのケースについてきちんとした検証をしているのだろうか。

 初の15歳以下脳死判定となった少年は、新潟県下越地方に在住していたと見られる。交通事故と報じられたがJRへの飛び込み自殺を図った疑いがある。この地域で一定の部数を出している三條新聞だけがこの事故を報じている。

 《6日午後4時46分頃、信越線の16時11分長岡駅発、新潟駅行きの普通列車が
 定刻で加茂駅に進入したところ、ホームにいた若い男性が線路に飛び降りて
 列車に向かって走った。
 運転手は男性に気付いて警笛を鳴らしながら急ブレーキをかけたが間に合わず、
 男性は列車前部の車体下にある巻き込み防止ガードに引っかかるようにして
 50メートルほど引きずられた。
 男性は救急車で新潟市民病院の救命救急センターに搬送されたが、呼吸は
 あるものの意識はなく、重体になっている。
 男性は20歳前後から20代とみられ、加茂署で男性の身元確認を急いでいる。
 普通列車には乗客四十人ほど乗っていたが、けが人はなく、列車は現場検証を終え、
 五十八分遅れの17時33分に運転を再開。
 JR東日本新潟支社では、この事故の影響で述べ2千4百人の足に影響したと
 している。(その後、加茂市内の10代男性と判明)=三條新聞。

 この少年が脳死判定の対象者かどうかは確定できない。だが、その可能性は高い。「現地」が新潟県であるのは地元紙・新潟日報の伝えぶりから類推できる。社会面記事などが共同通信の配信を載せた他の地方紙とは違っているからだ。少年が重体となった交通事故の記事もこの日付前1週間以内には見当たらない。

 仮にこの少年が自殺だったとすれば、性急な脳死判定などとんでもない話だ。新学期早々、中学生が自殺を図った。これだけでさまざまな問題点が浮かび上がる。両親の対応がやけに丁寧だったのも気にかかる。

 脳死移植を闇に包んでおいてはいけない。
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