酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

バンクーバーのメダルはいくつ?

2010-01-19 05:32:05 | Weblog
 来月12日に開幕するバンクーバー冬季五輪に臨む日本選手団の結団式が18日行われた。

 《バンクーバー冬季五輪に臨む日本選手団の結団式が18日、秋篠宮ご夫妻も出席されて東京都内のホテルで開かれ、選手らが2月12日の開幕に向け決意を新たにした。
 18日現在、認定されているのは選手86人、役員102人の計188人。このうち海外遠征などで不在の選手を除く約80人が出席した。秋篠宮さまが「スポーツを通して国際親善に努めていただくことを期待いたします」と激励すると、選手団を率いる橋本聖子団長は「五輪を通してスポーツの素晴らしさを国民に広く伝え、活力ある日本を世界にアピールできるよう、まい進していきます」と応えた》=時事com=。

 冬季競技に対する堤義明の威光はまだ衰えていないらしく、会場がプリンスホテルだったのが微笑ましい。

 メディアは本番でのヒーロー、ヒロイン捜しと人間ドラマづくりに躍起だが、さてどこまで活躍できるか。選手団長の橋本聖子は修羅場をくぐってきた人だけにメダルの皮算用には乗らず、「複数」とだけ答えたとか。指を折ることでいらぬプレッシャーを与えないようにという配慮だろう。

 《18日に開かれたバンクーバー冬季五輪日本代表選手団の結団式・壮行会で、橋本聖子団長は大会本番でのメダル獲得の目標について具体的な数字を掲げることなく、「複数のメダル」と述べるにとどまった。

 98年長野五輪では金5、銀1、銅4の10個のメダルを獲得したが、前回06年のトリノ五輪では、フィギュアスケート女子の荒川静香の金だけに終わった日本。橋本団長は「トリノ五輪を超す数を目指し、長野五輪に匹敵するぐらい頑張りたい」と語ったものの、「現状は難しいと思う」と分析した》=毎日jp=。

 ここまでに決まった顔ぶれで、メダルに結びつくのは男女のフィギュアとスピードスケートぐらいだ。それも、金は厳しそうだ。メディアは「長野以降、低迷が続いている」などと報じているが、それが普通の状態だろう。1956年のコルチナで猪谷千春が銀を取ったのが日本勢初めてのメダルで、以後80年代までは1個取れれば上出来だったのだ。

 長野へ向けた強化が本格化した92年のアルベールビルから98年長野までは5~10個のメダルを得ている。人材を発掘し、カネをかけて育てれば強くなるという証明だろう。

 冬の五輪は予測が難しい。氷や雪の上で行われる「不安定な競技」が中心だからだ。どんなに強い選手でも、転んでしまっては勝てない。だから、緊張し体が縮む。気象条件に左右されることも多い。リラックスと緊張のベストミックスが求められる。

 こう考えると、各競技でベスト10あたりまでにランクされる選手は誰にでもメダルのチャンスはある。チームとして勢いが出れば日本もかなり戦えるかもしれない。

 岡部、葛西、岡崎、皆川、夏見、石田ら古強者がそろった。年の功がモノを言うほど甘くないだろうが、経験知に期待したい。大穴は最年少の高木千帆と長島の陰に隠れた感のある加藤条治。

 フィギュアでは前から言っているように安藤と織田。さあ、どうなりますか。
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