おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

鹿児島の棚田 代掻きを待つ

2017年06月17日 01時34分34秒 | 農村



写真1・写真2 ノヅラヅミ・野面積み石垣が階段状に並ぶ「八重(やえ)の棚田」


写真3 「八重の棚田」から桜島を望む


写真4 八重山からの湧水、甲突川(こうつきがわ)源流の一つ。甲突池に溜められ、「八重の棚田」を潤し、甲突川となる

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 5月中旬、鹿児島の田んぼに水はない
 シロカキ・代掻きを待つ田が多い
 その一つ、「八重の棚田」(写真1~写真3)
 鹿児島市街地から北西に30km弱
 八重山(標高677m)の中腹傾斜地に約240枚並ぶ
 遥かに桜島を望む(写真3)
 棚田の最上段部には八重山からの湧水(写真4)
 鹿児島市街地を流れる甲突川(約26km)の源流

 引用・参考文献等:ノヅラヅミ;弊ブログ2013年11月16日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎
 撮影日:2017年05月17日
 撮影地:鹿児島市郡山町八重地区
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進学する娘と両親の契約証

2016年11月22日 03時10分03秒 | 農村

写真1 実科高等女学校補習科に進学する娘と両親の契約証


写真2 契約証(写真1)の解読文。筆者が解読


写真3 大正14年度金銭出入帳(年度末を抜粋)
     大正14年12月31日調査 入金計 926円74銭 合金929円65銭 出金計 902円18銭
     差引 27円47銭  加金 4円86銭  〆32円33銭 明年度繰越現金

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 今日、農業経営体や農家に家族経営協定がある(注1)
 経営主と農業従事家族員が労働時間や休日、役割分担、労働報酬などを文書で取り決める
 農林水産省、都道府県、農業委員会JAなどが締結推進中
 
 さて、今から92年前、進学について文書で取り決めた農家があった
 進学する次女が自書記名する両親あての契約証(写真1)
 進学先は裁縫など実業技芸を修める実科高等女学校補習科
 当家の大正14年度金銭出入帳に次女の学費支出は03月まで記載される(注2)
 すなわち、補習科で2ヵ年修めた

 大正14年度金銭出入帳に上級学校在学の長女及び長男の学費記載もある
 当年度、次女、長女、長男の学費総額は298円65銭、総支出の33%を占める(注3)
 そのため契約証に、卒業後は「近親友人等上級学校へ入学スルトモ・・」の文言が入るのであろう
 
 家族経営協定締結が進まない今日、92年前の進学契約証は驚き

 注1 農業経営体、農家、家族経営協定を農林水産省は次のように定義する
    農業経営体:経営耕地面積30a 又は農産物販売金額50 万円相当以上の規模の農業経営を行うもの
    若しくは農作業受託を行うもの。1,377,266(平成27年02月01日現在)
    農家:経営耕地面積が10a以上又は調査期日前1年間における農産物販売金額が15万円以上の世帯
       2,155,082戸(平成27年02月01日現在)
    家族経営協定:家族農業経営にたずさわる各世帯員が、意欲とやり甲斐を持って経営に参画できる魅力的な農業経営を目指し、
      経営方針や役割分担、家族みんなが働きやすい就業環境などについて、家族間の十分な話し合いに基づき、取り決めるもの
      締結農家数56,397戸(平成28年03月31日現在)
 注2 契約証、金銭出入帳ともに筆者が複写
 注3 筆者が集計
 執筆・撮影者:有馬洋太郎



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柿ちぎりの見聞撮 4年ぶり

2016年11月09日 04時13分39秒 | 農村

写真1 Tさん、長鋏で甘柿・江戸一を切る。2016年10月19日


写真2 甘柿・江戸一、Tさんにいただく。2016年10月19日


写真3 Tさん夫妻、渋柿を剪定鋏で切る。2016年10月26日


写真4 夕食の果物に甘柿・江戸一、秋の味良し。2016年10月19日

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 里みち・農道歩きを始めて9年
 秋、柿ちぎり人に出会うのは少ない2回
 最初は2012年11月03日、岡山県倉敷市高梁川右岸の「村」(弊ブログ2012年11月05日
 2回目は今秋、2016年秋、4年ぶり
 ともに旧知の2人、庭の甘柿と渋柿をちぎる(上の写真)

 思い出すのは60数年前の台風通過後
 落ちた富有柿を目指し祖母の畑へ急いだ
 その場でムシャムシャ、美味かった

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:写真1・写真2・写真4;埼玉県久喜市 写真3;栃木県下野市

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狭山茶の丘 米軍機着陸態勢

2015年07月07日 00時00分00秒 | 農村
写真1


写真2

写真1・写真2 2015/05/29 写真1と写真2は同一米軍機。西三ツ木の住宅地(写真3)上空から進入し、狭山茶畑の上(筆者の頭上)を通過して写真2(横田基地)へ

写真3 写真4

写真3 2015/05/29 米軍機は写真1・写真2と同じように西三ツ木の住宅地上空から進入して横田基地へ。写真4と同型機
写真4 2015/05/29 

写真5 写真6

写真5 2015/05/28  写真6 2015/05/02
写真4~写真6の米軍機は写真1・写真2・写真3の機体と同じような着陸航路で横田基地へ

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 狭山茶の丘、埼玉県入間市西三ツ木の上空は横田基地の米軍機離着陸航路
 筆者がエンジン音を聞き見撮したのは着陸機(写真1~写真6)
 日頃、飛行機のエンジン音や着陸を見聞する機会の少ない筆者
 茶畑から見上げると鮫が襲って来るような感じ、機首の灯りで鮫を連想
 ほぼ真上を飛ぶので、エンジン爆音と機体に押し潰されるような感じ
 当地でお暮らしの皆様に同情

 引用・参考文献等:弊ブログ2015年04月15日写真5
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:埼玉県入間市西三ツ木
















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浮野の里・あやめ祭 タブネ浮かぶ

2015年06月27日 00時00分00秒 | 農村

写真1 ヨシ繁茂、タブネはアヤメを左にタボリを進む。2015年06月20日・埼玉県加須市浮野の里(以下同じ)
タブネはかつて、稲苗、肥料、刈取り稲などを運んだ。タブネをアゲブネ・揚舟と呼ぶ地域がある


写真2 ヨシ繁茂、タブネは用水路からタボリ・田堀に入る。ミズクルマ・水車が風情を増す
 タボリ:低湿地ゆえ、江戸時代から、土を掘り揚げて片方に積み上げ、そこで稲を栽培。掘った跡に水を溜めたのがタボリ
 ここでは左に積み上げてアヤメを栽培



写真3 江戸時代に造成された堤防・クヌギ並木の下、用水路を進むタブネ

写真4 写真5

写真4 乗船券に待合所屋根スダレの影が並ぶ
写真5 船頭さんはお疲れ、清涼飲料水で元気回復

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 昔、農業に使われていた田や用水路、舟など
 今、癒しの空間や手段として生きて活きる(弊ブログ2015年06月05日
 その一つが加須市「浮野の里」のタボリ・田堀とタブネ・田舟(写真1~写真5)
 筆者もタブネに乗る
 地元「葦の会」など関係各位に感謝します

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日・撮影地:上記






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